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ミーティング要約: | ||
要点 | ||
新年度を迎えた参加者たちが各自の状況や考えを共有し、リフキン『レジリエンスの時代』が示唆する時間と空間の支配の歴史や現代社会への影響について議論しました。経済政策、技術発展、教育、効率化、インフラ整備など、様々な社会問題について意見が交わされ、国際関係における地域間交流の重要性が確認されました。今後、メンバーそれぞれ、そしてお互いが、これらの問題に対して積極的に声を上げていく必要性が強調されました。 | ||
次のステップ | ||
• 全員: 次回第43回ゼミ(4月23日水曜日)に向けて準備する。 | ||
• 花生直樹: 次回ゼミで自身のレジュメに基づいて議論を主導する。 | ||
• 藤原惠洋: 次回のゼミの直前リマインダーを参加者に送る。 | ||
• 全員: リフキンを引き続き読解。第5章、第6章へ読み進める。 | ||
• 岩井千華: 短期大学の現状と課題について、さらに情報を共有する準備をする。 | ||
• 松浪榮: トランプ政権の経済政策に関する分析を継続し、次回のゼミで共有する。 | ||
• 全員: 私自身、そして身近な社会問題とリフキンの本の内容を結びつけて考察し、次回のゼミで共有する。 | ||
• 藤原惠洋: TSMCの日本進出に関する情報を整理、将来的にゼミで議論する準備をする。 | ||
• 全員: 効率化と規制緩和が社会に与える影響について考察を深める。 | ||
要約 | ||
各々の状況と考え | ||
冒頭の緩やかな関係づくりでは、新年度を迎え、参加者たちはそれぞれの状況や考えを共有。岩井さんは大学の新学期が始まり、学生数の変化について報告。松浪さんはトランプ政権の経済政策をレジリエンスの観点から分析し、製造業や農業への回帰と対中国戦略に注目。山田さんは子ども食堂の活動を通じて貧困問題の深刻さを実感し、社会の復元力について考えさせられたと反省の弁。藤原さんは国東半島でのシュタイナー学校設立の動きや、開館なったFCH(福岡市民ホール)でのインクルーシブなコンサートの経験を通じて、若い世代の前向きな姿勢に希望を見出している。梅田さんは町内会の役員になり、地域の高齢化や子どもの減少といった課題に直面、活動に積極的に参加する意欲を示した。 | ||
時間と空間の支配 | ||
第2部第4章では、人類の歴史における時間と空間の支配の過程が描かれている。ベネディクト修道会が1300年頃に機械式時計を発明し、スケジューリングの概念を導入したことが紹介された。また、ルネサンス期の透視図法の発明により、空間の客観的把握が可能になったという点。さらに、印刷技術の発展が国民という概念を生み出し、国民国家の形成に寄与したことが説明されたことへ岩井さんは関心を向けている。最後に、エネルギー源の変化と輸送手段の発達が、時間の統一化と近代国家の形成につながったことが述べられた。。 | ||
資本主義の時間・空間の再定義 | ||
リフキンは第4章で時間と空間の地球規模の囲い込みについて論じている。資本主義が時間と空間を管理・計測可能なものとして再定義し、それが地球環境と労働者への負の影響につながったと主張。参加者たちは、この見方が強引すぎるという意見や、日本の文脈では異なる時間・空間認識があったという指摘も。また、客体化して物事を捉える能力の重要性や、言語の共通化が持つ力についても議論した。最後に、ルネッサンス以降の国民国家の形成と、それに伴う統治装置の発展についても言及。 | ||
トランプ経済政策の分析 | ||
トランプ政権の経済政策について議論が展開。松浪氏は、トランプの政策が世界的な分業化とサプライチェーンの脆弱性への対応だと分析。特に半導体や製造業など、アメリカ国内での生産能力を再構築する動きがあると指摘。また、高関税政策は交渉力を高めるための一時的な手段であり、最終的には中国を弱体化させることが目的だと松浪氏は見ている。藤原惠洋は、この政策がグローバル化に基づく効率的な生産システムと矛盾する可能性を指摘。 | ||
印刷・知識の共有・日本への影響 | ||
印刷技術の発展とその社会的影響についても議論した。印刷は、知識の共有、識字率の向上、そして個人の内面的な思考の深化に貢献。また印刷の影響が日本に及ぼした可能性についても議論した。 | ||
社会問題を積極的に話し合うこと | ||
ゼミでは、以下の主な点が議論された: 1. 短期大学の閉鎖が進んでおり、地方の教育機会が失われつつある問題を指摘。 2. 効率化を優先する社会の傾向が、教育や地域社会に与える影響について懸念が示された。 3. 新四号国道のような大規模インフラ整備が、効率化と地域経済に与える影響について議論。 4. 宇都宮徳一郎氏講演聴講から、中国や韓国との関係において、国レベルだけでなく地域間の交流の重要性が強調された。 5. 社会問題に対して声を上げることの重要性が確認され、このネットワークがその練習の場になることが期待される。 次回の会議は4月23日(水)19:00〜、花生さんが議論をリード。参加者は、社会問題に対して積極的に声を上げていく必要性を語り合った。 | ||




























トランプ政権の関税政策:
トランプ政権の関税政策は、アメリカ国内の製造業復活を目指すものであり、共和党の基盤である製造業を支援するための重要な施策と位置づけられます。特に、パンデミックによるサプライチェーンの脆弱性が顕著となったことを背景に、半導体や製造業などの国内生産能力の再構築が進められています。この政策は、アメリカが世界的な分業化の中で競争劣位に立たされている現状を打破し、中産階級の空洞化を防ぐ狙いがあります。
トランプ氏の政策スタイルは、まずショックを与え、その後交渉を行うという特徴があります。例えば、関税の影響を受ける国内産業からのロビー活動を踏まえ、一部の国や輸入品に対する関税免除措置を講じたことが挙げられます。また、国境での不法移民や麻薬の流入阻止策を強化するため、メキシコやカナダとの交渉を通じて関税適用を延期するなど、柔軟な対応も見られました。
さらに、関税政策は単なる防衛的措置にとどまらず、交渉力を高めるための一時的な手段として機能しています。最終的には、中国を弱体化させることを目的とした戦略的な防衛機戦争の一環と考えられます。特に、造船業の復活や海運業界における中国の支配力低下を目指した政策はアメリカの経済的独立性を強化する重要な要素です。
一方で、この政策はグローバル化に基づく効率的な生産システムと矛盾する可能性があります。藤原氏の分析によれば、高関税政策は短期的には国内産業を保護する効果があるものの、長期的には国際的な競争力を損なうリスクを伴います。また、関税収入を減税やインフラ投資の財源として活用する計画が示唆されているものの、輸入品価格の上昇が消費者や企業に負担を強いるという課題も存在します。