【台南共同】台湾の気象当局によると、21日午前0時17分(日本時間同1時17分)ごろ、台湾南部・ 嘉義県を震源とするマグニチュード(M)6・4の地震があった。嘉義県で震度6弱、台南市や高雄市で 震度5弱を観測するなど台湾の広い地域で揺れを感じた。消防当局によると、台湾全土で27人が負傷し た。震源の深さは9・7キロ。その後も余震が続いた。
台南市楠西区の平屋が並ぶ地区では多数の建物が倒壊。閉じ込められるなどした11人が救出され、う ち3人が病院に搬送された。同地区の里長(町内会長に相当)によると、100世帯程度の住宅が壊れたと みられ、一部で停電や断水が続いた。
楠西区の自由業、林政隆さん(51)の自宅は外壁が崩れ落ち、室内には割れたガラスが散乱。「これ からどうすればよいのか」と途方に暮れていた。公民館に設置された避難所に身を寄せた1人暮らしの無 職、黄鐘汝さん(87)も「余震が続いて怖い。家には戻りたくない」と話した。
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は「給水、電力、職場の安全システム は正常で、全ての生産拠点が操業している」と説明した。
気象当局は、今後数日間は震度5以上の余震が発生する可能性もあるとし、警戒を呼びかけた。














