建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

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2024 年 12 月 19 日

北九州市長 武内和久 様

北九州市議会議長 田仲常郎 様

北九州市教育委員会教育長 田島裕美 様


一般社団法人日本イコモス国内委員会

委員長 岡田保良


〒101-0052

東京都千代田区神田小川町 3-26-8

神田小川町三丁目ビル 4F

文化財保存計画協会気付

Tel. 03-3261-5303

E-mail. jpicomos@japan-icomos.org


イコモス(ICOMOS)会長テレサ・パトリシオ博士の声明文
『北九州市門司区「初代門司駅」遺構

複合の解体工事に対する強い非難と改めての遺産価値保全の訴え』の送付について


標記の件について、イコモス(ICOMOS)会長テレサ・パトリシオ博士から関係各位に向けて別添の通り声明文が発せられ、日本イコモス国内員会あてに送付されましたので、邦訳文と合わせ、関係各位宛お送りいたします。ご査収のうえ、趣旨にご配慮を賜れば幸甚に存じます。

な お 、 こ ち ら の 声 明 文 に 関 す る お 問 い 合 わ せ は 、 担 当 溝 口 孝 司 ( 九 州 大 学 教 授 )( Email:mizog@scs.kyushu-u.ac.jp)へ直接お願い申し上げます。



1 提出書類

別添のとおり、パトリシオ博士声明文、声明文日本語訳、各1通

以上。


ICOMOS Japan

c/o Japan Cultural Heritage Consultancy

3-26-8-4F Kanda Ogawamachi, Chiyoda-ku, Tokyo, 101-0052, Japan.

Tel&Fax: +81-3-3261-5303

E-mail: jpicomos@japan-icomos.orgICOMOS

2024 年 12 月 18 日、パリ


北九州市長 武内和久 様

北九州市議会議長 田仲常郎 様

北九州市教育委員会教育長 田島裕美 様


件名:北九州市門司区「初代門司駅」遺構複合の解体工事に対する強い非難と改めての遺

産価値保全の訴え

関係者の皆様

国際記念物遺跡会議(ICOMOS)会長として、北九州市にある初代門司駅遺構の取り壊し

が開始されたとの報道を受け、最大限の緊急性をもって、そして何よりも深い懸念と遺憾の

意を込めて、改めて皆様にお便りいたします。

初代門司駅遺構は、明治時代の日本の変革的近代化を体現する、日本国にとっての重要性に

加えて国際的にも認められた文化遺産であります。鉄道と港湾のインフラがユニークに統

合され、和洋折衷のハイブリッドな建築工学的技術の組み合わせは、この遺跡の遺産価値の

重要性を裏書し高めております。これらの遺構群は 、日本の歴史の証であるだけでなく、

世界的な交流と技術革新の象徴でもあります。

私たちは、2024 年 9 月に ICOMOS が発行した遺産アラートが、皆様にこの遺跡のかけが

えのない価値への注意を喚起し、その保存を促したにもかかわらず、この遺跡の取り壊しが

開始されたことを知り、深く落胆しております。現地での限定的な保存と部分的な移転を含

む現在の保存計画では、遺跡の歴史的・文化的意義を規定体現する本遺跡の中核的要素を適

切に保護することができません。

初代門司駅舎の基礎構造物や、埋め立て地と自然地形との間の重要な境界線に関連する遺

構など、本遺跡の中核的遺産価値の構成要素が破壊の危機に瀕しております。これらの要素

が失われれば、遺跡の真正性と完全性が不可逆的に損なわれ、遺産としての価値は大きく損

なわれることになります。

ICOMOS は、取り壊し作業の開始を強く非難し、北九州市当局に緊急に下記を要請いたし

ます:

ICOMOS Japan

c/o Japan Cultural Heritage Consultancy

3-26-8-4F Kanda Ogawamachi, Chiyoda-ku, Tokyo, 101-0052, Japan.

Tel&Fax: +81-3-3261-5303

E-mail: jpicomos@japan-icomos.org1.

1. 解体工事を直ちに中止すること

不可逆的な損害の拡大を防ぐため、現場でのすべての解体・建設作業を中止すること。

2. 保存方策の再評価を行うこと

日本イコモス国内委員会、地元専門家、市民、関係者と包括的かつ透明性のある対話を行

い 、遺跡の中核的遺産価値を保護する包括的な保存計画を策定すること。

3. 現地保存を優先すること

特に駅舎の基礎構造や、埋め立てられた地形と自然の地形との境界線付近の遺構群など、遺

跡の真正性と完全性を体現する要素を保存することに注力すること。

私たちは、 北九州市当局に対し、初代門司駅の残された重要な構成要素が確実に保存される

よう、 日本イコモス国内委員会、地元専門家、市民、関連する利害関係者と協力するよう、

改めて強く要請いたします。ICOMOS は、国際的な専門知識を提供し、保存の呼びかけを

強化するためのアドボカシー活動を行うことで、こうした取り組みにおいて日本イコモス

国内委員会を支援する用意があります。

初代門司駅遺構は、単に地元の宝というだけでなく、世界的共有遺産の不可欠な一部を形成

しております。その破壊は、日本にとってだけでなく、国際社会全体にとっても大きな損失

であります。

したがいまして私たちは、北九州市当局が自らの行動を再考し、日本イコモス国内委員会や

国際文化遺産コミュニティと協力して、この特別な遺跡に現在も残されている遺構につき

保存するよう強く求めるものであります。

私たちは、すべての文化遺産関連団体、専門家、そして関心を寄せる市民の皆様に、その遺

産が未来の世代へと受け継がれることを確かなものとするため、初代門司駅遺構の保存を

訴える活動に共に取り組むよう呼びかけます。

敬具

テレサ・パトリシオ

ICOMOS 会長

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