藤原先生 岩井です。
今日、JR小山駅構内で、フレデリック著 藤原惠洋訳『建築デザイン 101のアイデア』に偶然出会いました。
本日、JR小山駅構内ではスペース活用の実証実験として、高校生のための待合室イベントが開催されており、私は帰宅ラッシュの流れの中、一度は通り過ぎたものの、どうにも気になり、戻って外から見ました。そして、本来は高校生だけのようなのですが、「見学させてほしい」と職員にお願いして待合室に入れてもらいました。
栃木市と小山市には合計8校の高校があり、両毛線を利用している高校生が非常に多くいます。しかし、小山駅には椅子は点在しているものの、特に囲われた待合室はありません。これまで写真にあるこのスペースはビールを飲むスタンドを作ったり、交際交流で海外の方が自国の自慢のお茶を飲ませてくれたり、栃木市の有名なお団子などが販売されたりしており、私も何度か利用していました。そして、今回、高校生の待合室が開催されました。
入ってすぐに本の陳列が目に入り、なぜか、黄色い表紙のひとつだけ小さい本に目が行き、手に取って、中身を見て、良い本だなと思い、著者を確認したところ、藤原先生訳の『建築デザイン 101のアイデア』だとわかりました。非常に驚きながらも、初めて見たこの本が建築デザインの示唆に富む良い本だと認識いたしました。
職員の方に伺ったところ、この高校生待合室を企画したデザイン会社が所有している本ということでした。
小山駅構内で、全くの偶然に、藤原先生の訳本で、これまで見たことの無かった本に出会えるとは思っていなかったので、非常に驚くと同時にうれしくなりました。本は書いておくものだなあと改めて思いました。著者や訳者でなくても、本があっちこっちに行って、どこかの人の役に立っているかもしれないと思うようになりました。



















