〈たけたアルティザン〉に聴く、ものづくり・ことづくり・ひとづくりの文脈・矜持・未来 アルティザン・トーク
第30回 2024年12月15日(日) 15:00〜17:00
語り手 本郷宏志先生 大分県立爽風館高校教諭 大分県公立高等学校教職員組合執行委員長 全日本教職員連盟(全日教連)評議員 竹田市久住町白丹在住
聞き手 藤原惠洋 九州大学名誉教授 工学博士 たけたアルティザンカフェ代表
会場:竹田総合学院1階共通談話室 大分県竹田市大字植木731
困難さを募らせる人と社会、高校教師はどう包み込み、どう支えるのか?
〜私たちはどこから来て、今どこにいて、これからどこへ行くのか〜
いよいよ困難さを募らせる人と社会、現役の高校教師本郷宏志先生なら、みずからへのミッション(社会的使命)をどう位置づけ、こうした困難さや教育的ニーズをどのように包み込み、どのように支えていかれるのだろうか?はたまた、学校現場にとどまらず、地域社会のあり方全体へ向けて、どのような地域再生や地域創造の提案を描かれるのだろうか?ぜひそんな自分自身の足元から社会全体までを支える「志(こころざし)」を交わしあってみたいと強く念じたのは、さる6月30日に開催したアルティザン・トークの特別編とも言える次世代教育シンポジウムの際の本郷先生ご発言が、きわめて明瞭で印象的だったからです。
噂の大分県立爽風館高校のことももっと知りたいのです。生徒が自分の生活スタイルに合わせてⅠ〜Ⅲ部の時間帯を選ぶ、完全単位制、自分だけの時間割、修行年限も自分で決めて3〜6年、大分県で唯一の公立通信制高校。多様性と自由が認められる中、自己選択、自己決断、自己責任が求められる・・・・・。
さらに聞けば、本郷先生は今も竹田市久住町白丹のお住まいから赴任先へ毎日自家用車で長距離通勤。理科(生物)の現役教師でもありながら、激務の大分県公高教執行委員長を務め、さらに全日本教職員連盟(全日教連)評議員として日本全体の教育政策にも向き合っていく。しかし週末は過疎地区白丹の地域活動にも参加し、困難な地元の事情にも精通し、小規模校に通うお子さんがたをPTAとして支え八面六臂の活躍。
このような本郷宏志先生との千載一遇の好機ならば、日本社会が長らく抱えてきた学歴偏重社会の歪みやつけとも言える問題が高校〜大学の教育現場にも噴出していることをはじめ、教育の地域格差にも関心を向けたいのです。いわば日本全体が抱える教育問題の全体像を俯瞰し、地方自治における教育行政の課題性にも向き合いながら、地域再生や地方創生を進める上で表裏一体となったまちづくりと教育ビジョンの相互作用を未来思考で語り合ってみたい、そのようなひとときを生み出します。(文責:藤原惠洋)
主催 たけたアルティザンカフェ(主宰 藤原惠洋)
たけたアルティザンカフェ・プロジェクト第1弾 竹田市民公開講座
※定員:20名(参加無料 予約優先) 予約:携帯 080-5250-4711(藤原馨) メール dr.keiyo.f@gmail.com
※当日は13:00玄関開錠のうえ開場します。いまだ油断ならないコロナ禍感染防止にご協力ください。
※当日は遠隔手法Zoomによる聴講が可能です。前日までにご予約ください。Zoom方法をお知らせします。
※日程が変更になる場合があります。チラシ・ふ印ブログ・Facebookなどでお知らせします。