建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

NHK山口ニュース

戦時中183人犠牲「長生炭鉱」 遺骨発見に向け再び潜水調査

戦時中に183人が犠牲になった宇部市の海底炭鉱、「長生炭鉱」の水没事故をめぐり、犠牲者の遺骨を見つけるため、ダイバーによる潜水調査が、ことし7月に続いて始まりました。

宇部市の「長生炭鉱」では、1942年に坑道の天井が崩れて水没し、朝鮮半島出身者136人を含む183人が亡くなりました。犠牲者の遺骨は今も坑道の中に残されたままとなっています。
調査は、閉ざされた空間での潜水技術を持つダイバーが、遺骨の収集を目指す市民団体の協力を得て行い、29日午後、海に突き出た2本の排気筒のうち、岸に近い筒から坑道の中に入りました。
ダイバーによりますと、水深20メートルを超える場所までたどりついたものの、金属のパイプのようなものが積み重なっていて、先に進むことができなかったということです。
また、今回調べた岸側の排気筒は、ことし7月に調査した沖側のもう1本に比べて透明度が低く、調査には適していないと話していました。
30日は9月に掘り出された炭鉱の出入り口「坑口」から中に入って調査が行われる予定です。
遺骨の収集を目指す市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の井上洋子共同代表は、「潜ってみなければわからないことが多いので、調査ができてよかったです。坑口からの調査が本命なので、安全を優先して進めてほしい」と話していました。

【動き始めた遺骨収集】
「長生炭鉱」の犠牲者の遺骨収集に向けた動きは、ことし7月以降、具体的に進み始めました。
国内外の水中洞窟を調査した経験があるダイバーが、市民団体に対して調査への協力を申し出たことから、ことし7月、海に突き出た2本の排気筒のうち1本から中に入っての潜水調査が行われました。
この時は、水深27メートルの地点で金属のパイプのようなものなどが積み重なっていて、先には進めませんでした。
その後も、市民団体は、事故のあとに埋め立てられた炭鉱の出入り口「坑口」を掘り起こす作業を進め、9月、幅2.2メートル、高さ1.6メートルの坑口が見つかりました。
費用は、インターネット上で寄付を呼びかけるクラウドファンディングで集めてまかないました。
そして、10月、もう1本の排気筒と、坑口からダイバーが入っての調査が行われることになりました。

【長生炭鉱とは】
「長生炭鉱」は、宇部市にあった海底炭鉱です。
1933年に撮影された写真では、排気筒の隣に桟橋があり、その先に石炭の運搬船が写っています。
1940年には、およそ1000人が働いていたとされています。
しかし、戦時中の1942年2月に坑道が天井が崩れて水没する事故が起き、183人が犠牲となりました。
そのうち136人は、朝鮮半島出身者でした。
その後、炭鉱は閉鎖され、遺骨は今も海の底に残されたままになっています。
事故から49年後の1991年になって、市民団体、「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が設立され、追悼碑を建てたり、追悼の行事を開いたりしてきました。
また、遺族の要望を受けて国に遺骨の収集への協力を求めてきました。
ただ、遺骨収集について国は、ことし8月、NHKの取材に対し、「長生炭鉱の犠牲者は戦没者にあたらない」とした上で、「朝鮮半島出身の労働者の遺骨収集と返還は重要な課題だが、遺骨の具体的な位置がわからないので、発掘は困難だ」としています。


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