建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

西日本新聞 20240725 古川努

北九州・初代門司駅遺構、配置換えの学芸員復帰求め嘆願書 全国の専門家43

北九州市が取り壊す方針の門司区の初代門司駅関連遺構を巡り、市の発掘調査を委託された市芸術文化振興財団(久保山雅彦理事長)が、昨年の出土時点から調査を担ってきた男性学芸員の配置換えを決めたことに対し、全国の専門家が連名で24日、学芸員の復帰を求める嘆願書を財団に提出した。

 発起人の武末純一福岡大名誉教授と、日本イコモス国内委員会副委員長の溝口孝司九州大大学院教授が財団を訪問。賛同する専門家43人が名を連ねた嘆願書を久保山理事長に手渡し、7月中の回答を求めた。

 嘆願書では「同一遺跡で連続する追加調査は、同一学芸員の経験と知識の蓄積に基づく詳細かつ適切な調査が絶対的必要条件である」と指摘。溝口氏は口頭で、久保山理事長に対し「遺構は国史跡級であり、日本の初期鉄道遺構として世界遺産の構成資産となる可能性がある」と強調し、配置換えの撤回を求めた。

 市は8月、追加の発掘調査に本格的に着手する予定。久保山理事長は「(昨年の調査とは)一連の調査であるが契約上は別。担当が途中で変わったとは理解していない」とし、「なぜ担当が変わってはいけないのか。別の学芸員も経験、知識、見識を持っている」と反論。「誰が担当するかはローテーションの中で調整する。ご希望に沿えないこともある」と応じた。

 学芸員の配置換えを巡っては、市民有志からも同じ趣旨の署名が提出されている。

 (古川努)

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