〈たけたアルティザン〉に聴く、ものづくり・ことづくり・ひとづくりの文脈・矜持・未来
【第 23 回】 2024年6月3 0日(日)14:00〜17:00
竹田の次世代教育と地域づくりを考える
〜私たちはどこから来て、今どこにいて、これからどこへ行くのか〜
藤原 馨さん オイリュトミスト、福岡県、佐賀県、山口県のシュタイナー子ども園、土曜学校等で教える
大屋敬一さん(竹田市倉木) 前福岡市立小学校校長・養蜂家・NPO法人えんげき広場 cue 副理事長
首藤勝次さん(竹田市直入町) 前竹田市長、一般社団法人竹田市健康と温泉文化・芸術フォーラム理事長
本郷宏志さん(竹田市久住町) 大分県立爽風館高等学校教務主任・大分県公立高等学校教職員組合執行委員長・全日本教職員連盟評議員
コメンテーター 中村正史さん(竹田市竹田) 教育ジャーナリスト・元朝日新聞記者
コーディネーター 藤原惠洋 九州大学名誉教授・たけたアルティザンカフェ主宰
主旨
本講座主催者(藤原惠洋)は大学教員でありながら30年以上にわたり小学校の総合学習授業を積極的にサポート、中山間地域の小規模小学校でも豊かな地域固有資源を活かした教材づくりや体験活動・参加型ワークショップを提起、PTA のみならず地域住民のみなさんと連携し協働しあった教育プログラム創案を展開してきました。
日本は 2000 年代以降、少子化や過疎化、市町村合併という社会情勢の変化が小規模へき地等学校の統合・閉校を進展させる一方、2017年には「義務教育の段階における普通教育に相当する機会の確保等に関する法律(教育機会確保法)」が施行されました。従来の公教育に加えて、教育支援センターや適応指導教室、民間のフリースクールやフリースペースなどでの活動を「学習活動」として位置づけ、不登校児の「休養の必要性」へも言及、子どもたちの学ぶ権利を保障する中で小規模の利点を最大限に生かした取り組みも実践されています。その一環として心身合一をめざす人智学(ドイツ)由来のシュタイナー教育も多様な学び環境として期待が高まっています。
教育基本法には教育の機会均等の保障が明記されています。義務教育においては育った地域がどこであろうとも教育条件に著しい格差があってはならず、論語「教育は人なり」も、教育の成否は教員の資質・能力・人間力に負うと諭します。文科省の新たなコミュニ ティスクール構想は、地域住民や保護者、NPO、企業等の幅広い参画を得て地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働しあう地域に根ざした特色ある学校づくりや、異学年交流による合同授業、近隣学校間連携による集合学習、ICT 機器を活用した遠隔交流授業を通せば、へき地等学校や小規模校における教育の質の向上も期待されます。
以上の問題意識に立ちアルティザン輩出の聖地である竹田の次世代教育と地域づくりを考える市民シンポジウムを催します。可能性あふれる子どもの学びを導いてきたアルティザン講師陣による侃侃諤諤の意見交換や提言・示唆の数々にご注目ください。
なお当日は zoom 遠隔手法でも同時配信します。聴講希望の方からの連絡をお待ちします。万象お繰り合わせの上、奮ってご参加・ご聴講ください。
会場:竹田総合学院1階共通談話室 定員:20名(予約優先)
予約:携帯 080-5250-4711(藤原馨) メール dr.keiyo.f@gmail.com
※当日は13:00玄関開錠のうえ開場します。いまだ油断ならないコロナ禍感染防止にご協力ください。
※日程が変更になる場合がございます。チラシ・ふ印ブログ・Facebookなどでもお知らせします。
主催:たけたアルティザンカフェ(主宰 藤原惠洋) 共催:一般社団法人竹田市健康と温泉文化・芸術フォーラム 長湯温泉アルベルゴ・ディフーゾ協会 後援:大分合同新聞社(申請中)