建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

20240530朝日新聞

門司駅遺構保存なら建設費1.62倍 北九州市、説明会で明らかに

【福岡】北九州市門司区の複合公共施設整備予定地で見つかった明治期の「初代門司駅」関連遺構を巡る市民向けの初の説明会が29日、同区内の門司生涯学習センターで開かれた。市は、遺構の一部を現地に保存したうえで整備を進める場合、工事費は現計画の1.62倍に当たる200億〜250億円に膨らむとの見通しを示した。

 複合公共施設は、老朽化している区役所や図書館、市民会館などを集約し、維持管理費を縮減する計画。市は施設整備について、7月に追加の発掘調査と記録保存を行ったうえで遺構を取り壊し、今年度中に着工する方針。一方、文化財の学術研究団体などからは遺構の保存を求める声が上がっている。

 市は、現計画での工事費は1225千万円を予定していると説明。遺構を一部保存する場合、着工は2027年ごろとなり工事費は200億〜250億円、全面保存する場合は複合施設は建てず既存の施設を個別に建て替えると想定し、300億〜550億円になるとの試算も示した。

 定員200人とされた説明会には約130人が参加して午後3時に始まり、「遺構と複合施設の共存ができないか」「施設の早期整備を」などと、さまざまな意見が出た。遺構を保存する場合の試算について「過大計上ではないか」との声も。参加者からの意見聴取の時間が25分間と予定されたことや、質問や意見を口頭で直接ではなく、用紙やスマホで受け付けた手法について「説明会のやり方がおかしい」と批判も上がり、途中から急きょ一部で直接受け付けた。予定の午後4時を1時間余り過ぎて終了した。(小島達也、城真弓)

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