福岡・尹東柱の詩を読む会
参加のご案内
[会の由来と活動概要](西日本新聞2024年2月16日記事より抜粋 平原奈央子記者)
終戦直前、福岡市で獄死した詩人尹東柱(ユンドンジュ)(享年27)の詩を精読する市民サークル「福岡・尹東柱の詩を読む会」が結成30年を迎える。月1度、日本語訳の詩(全126編)を1編ずつ読み語り合う活動は今年3巡目に入った。16日が78回目の命日となる韓国の「国民的詩人」の作品は、日本でも長く読み継がれている。
尹東柱は1917年、中国東北部の北間島生まれ。ソウルの延禧(ヨンヒ)専門学校(現・延世大学校)卒業時に詩集「空と風と星と詩」の草稿をまとめた。42年に日本に留学し、同志社大在学中にハングルで詩を書いたことが治安維持法違反とされ逮捕された。福岡刑務所に収監され、45年2月16日に獄死。後に友人らが遺詩集を出版した。
同会は94年、西岡健治さん(福岡県立大名誉教授)と藤原惠洋さん(九州大名誉教授)の呼びかけで始まった。2024年1月20日、福岡市中央区で開かれた会には12人が集まり、代表作「序詩」を朗読、鑑賞した。
97年から会に参加する北九州市八幡西区の中村昭子さんは「詩の純粋さに引かれ続けてやまない」と言う。韓国企業の福岡駐在員で初参加の宋永宇(ソンヨンウ)さんは韓国語の原文を朗読。「風とは尹東柱の時代の困難であり、星は自身の強い意志や希望ではないか」と読み解いた。(一部加筆修正)
【 開 催 要 領 】
○韓国「国民的詩人」尹東柱の詩世界に関心のあるかた、韓国との文化交流に関心のあるかた、詩が好きな方、どなたさまも参加は自由です。
○日程 毎月第3土曜日午後2時〜
○次回の開催日時 2024年6月15日(土)午後2時〜
○会場 日韓交流の家「ななこのおうち」福岡市博多区祇園町4−6平田ビル703号
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○終了後、希望者のみなさんと懇親を深める場を設けることもあります。お楽しみに!
○連絡先 代表馬男木美喜子(まなぎみきこ)携帯090-7460-5631