
武内俊之さん ピアニスト 愛知県立芸術大学准教授
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1973年生まれ。幼いころからピアノを始める。
東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学音楽学部、同大学大学院修士課程をいずれも首席で卒業・修了。在学中に安宅賞およびクロイツァー賞を受賞する。
第63回日本音楽コンクール第1位入賞および井口賞、河合賞受賞。
在学中より演奏活動を行い、日本ショパン協会主催により正式なデビューリサイタルを開催、この時のショパン演奏は第23回ショパン協会賞の次点に選ばれる。
文化庁芸術家在外研修員として渡欧し、ドイツ・カールスルーエ国立音楽大学にてカレ・ランダル教授のもと、引き続き研鑽を積む。第10回ホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクール入賞。同大学大学院 Konzertexamen課程を修了し、ドイツ国家演奏家資格を取得。
これまでに、ソロおよび東京交響楽団、バーデン=バーデンフィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、バレンシア管弦楽団、九州交響楽団、藝大フィルハーモニア等のオーケストラとの協演(主な演奏曲目:ベートーヴェン1番・4番・5番、ショパン1番・2番、シューマン、ラフマニノフ2番・3番、プロコフィエフ2番・3番、バルトーク3番など)を中心として、日本とヨーロッパでさまざまなジャンルのコンサート・音楽祭等に多数出演し、新聞・雑誌批評を始め高い評価を受ける。
日本に帰国後は、東京文化会館、王子ホール、東京オペラシティ、福岡FFGホール等でのリサイタルのほか、デュオを中心に室内楽にも活躍の場を広げるなど、幅広い活動を展開。
また、レコーディングにも取り組む。
ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームスを中心とするドイツ=オーストリア作品と、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ等のロシア作品を中核レパートリーとしており、近年ではラヴェルやプーランクといったフランス近代作品にも研究を広げ演奏に取り上げている。一方で、現代作品の演奏においての作曲家からの信頼も厚く、新作初演を多く委嘱されている。
後進の育成にも力を注いでおり、現在愛知県立芸術大学准教授を務める。