門司港駅遺構の重要性語る 現地保存呼びかけ講演会 谷川・早大教授ら登壇
JR門司港駅そばで出土した初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構の現地保存を呼びかける講演会「初代門司港駅の出現」が16日午後1時半、門司区栄町の門司生涯学習センターである。
基調講演者には谷川章雄・早稲田大教授を迎える。谷川氏は、1872年に新橋―横浜間で日本初の鉄道が開業した際に造られた鉄道遺構「高輪築堤」(東京都港区)=国指定史跡=の調査・保存のために、JR東日本が設置した検討委員会の委員長を務めた。
当日は「考古学から見た初代門司港駅」の題で、高輪築堤との比較考察も交えて初代門司港駅遺構の重要性を語る。また、発掘調査に当たった北九州市文化企画課の原田智也係長が調査の概要と成果を報告。市文化財保護審議会委員を務める福島綾子・九州大准教授も遺構の持つ文化財としての価値について話す。
資料代300円。問い合わせは「初代門司港駅跡の保存を求める会」(090・7465・2372)。【伊藤和人】
〔北九州版〕

















講演終了後には3氏からメッセージや所感が述べられ"集会宣言;初代門司港駅跡の現地保存を強く求め•••故郷門司港の宝を守ってください"が全員の拍手で採択された。
※私の感じとしては、すでに一部は発掘調査もされずに破壊されている(毎日新聞3/15)ので議会発言者への応援や市長へのアピールとして議会傍聴や市庁舎を囲む人の輪運動なども必要ではないかと思う。
○鉄道関連遺産は、近現代考古学の諸相の全体を貫く存在であり、保存すべき重要な遺跡となる。当然、門司港駅遺構はそれに該当する重要な遺構である。(谷川章雄氏/早大/考古学)
○建造物と違い遺跡の社会的価値形成には時間がかかる。日本には機関車庫として残るのは4例あり、門司港が加われば5例目となる。門司港駅遺構の文化財的価値は、新橋の零マイルに次ぐ九州の起点の零マイルである歴史的価値、建築土木的価値、将来明らかになる可能性として科学的価値がある。(福島綾子氏/九大/建築史、日本イコモス委員)
【参加者の所感】
✽今回の講演会を聞いて、改めて価値ある遺跡であることを確信。日本イコモスの副委員長として門司港駅遺構を文化財として日本イコモスに申請する。(溝口孝司氏/九大/考古学、日本イコモス副委員長)
✽文化財は誰のものか。市民、国、世界のもので、市長のものではない。街作りの資産として"街づくり計画書"を作り、参画しましょう。(竹末?先生)
2024.3.16 門司港駅遺構現地保存への講演会