posted on2024年02月15日19:18
bykeiyo_labo
小鹿田焼の里・大雨被害 「住民意見、真摯に検討」 日田市長、初の復旧方針説明会 /大分
2023年7月の大雨で大きな被害を受けた国の重要文化的景観、小鹿田(おんた)焼の里(日田市)を巡り、同市は13日、住民要望を受けた復旧方針などの説明会を初開催した。市側は復旧が決まった農地について、26年度までに流入した土砂を撤去することなどを示し、出席した椋野美智子市長は「復旧について(住民から)いただいた意見は真摯(しんし)に検討する」と約束した。【井土映美】
行政側はこれまで雨などによる被害があるたび、原形復旧を繰り返してきたが、状況が改善されないため、地元住民は改良復旧を求めるなど両者には意見に隔たりがある。
今回、市の他、県日田土木事務所の職員らが出席し、農地の上流部に新設する治山ダム事業などについても説明した。
その後の質疑応答では、市道皿山池ノ鶴線で起きる土砂崩れで何度も住民が孤立したことから、改良復旧の予定について質問が出たが、行政側は「今は通行できるようになっている。必要であれば今後対策をとっていく」と述べるにとどめた。また、別の住民からは専門家の意見を聞いたうえで原形復旧を決めたのかを問う声が出たが、行政側は「コンサルタントに委託し、原形復旧で設計している」とだけ回答した。
小鹿田焼の里は、池ノ鶴地区の石積みの棚田と皿山地区の窯元などで構成され、昨年7月の大雨では、池ノ鶴の農地へ土砂が流入し、石積みも崩れるなどした。これまで行政側の十分な援助がなく、景観を守っても地元にほとんど利益がないことから、住民からは選定解除を求める声もある。
説明会後、小鹿田焼の里景観保存会の坂本浩二会長は「今日は行政がやりますという意識をみせる場だったと思っている。(今後)それなりの回答をもらえると期待している」と語った。一方で、所有する棚田が被害に遭った木下浩和さんは「治山ダムなどの対策では不十分。川幅を広げる土地は提供すると言っている。防災減災には知恵を募るべきだ」と話した。
藍蟹堂
藍蟹堂。感受性は海の底から波濤や世界の波瀾万丈を見上げる蟹そのもの。では蟹とは?