
出典:王羲之「蘭亭集序」
是日也天朗気氣清《恵風和暢》仰観宇宙之大 俯察品類之盛 所以遊目騁 懐足以極視聴之娯 信可楽也。
「恵みの風がふき、心おだやかに和む」
「恵みの風がふき、心おだやかに和む」
〈恵風〉はめぐみの風、春風、陰暦二月の総称。転じて君のめぐみ。
万物を育む春の風(もしくは春の雨)が肌に心地よく吹いている。
万物を育む春の風(もしくは春の雨)が肌に心地よく吹いている。
〈和暢〉は穏やかで和やかな状態を醸し出している。

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恵風和暢(けいふうわちょう)」とは王羲之(おうぎし)「蘭亭序(らんていじょ)」に出てくる言葉で、四字熟語としてもお馴染みです。「恵みの風がふき、心おだやかに和む」ことです。
この作品は、その名句を明治33年に日下部鳴鶴(くさかべめいかく)が書いたものです。柔らかい羊毛を使い、線は力強くも落ち着いた筆致で、自身の気持ちを投影しているようです。
自粛でお花見も制限されそうな今春。それぞれに感じる「恵風和暢」を短冊に筆ペンでしたためてみるのも良いかもしれません。今号の「恵風和暢」は5月16日まで公開、3月号の大田蜀山人の七言絶句の作品は今月20日~5月16日まで公開します。(学芸員・谷本真里)
藍蟹堂意訳 生きとし生きる森羅万象の育みを感じるように命の躍動感と歓びに溢れた美しい描写を見たことがありません。春の訪れは新たな命の歓びをもたらすものです。















