写真も藤原賢吾記者。
2人で150歳「ヨースケ&ユージ」CDデビュー 故郷への愛を込めて
大分県日田市上津江町の井上揚佑さん(81)と嶋崎雄児さん(69)の音楽ユニット「ヨースケ&ユージ」が、ファーストアルバム「JIJI ジーンズ Y・Y」を7月に発売した。2人合わせて150歳という高齢ユニットが、日田や上津江への深い愛をCDに込めた。 (藤原賢吾)
井上さんは上津江の農業協同組合などに勤務し、嶋崎さんは旧上津江村役場職員から2005年の合併後は日田市職員となった。2人とも退職後は農業をしながら、それぞれの地元で自治会長も務めた。
嶋崎さんは3歳で歌に目覚め、主に演歌を歌い続ける。1986年には地元で開かれた「NHKのど自慢」で、細川たかしさんの「望郷じょんから」を披露しチャンピオンになった。
井上さんは子どものころから漫画を描くことが好きで、上津江村時代には20年にわたり村の広報紙に4コマ漫画を描いた。今回のCDでは、ジャケットのイラストも手がけた。
2人は40年前から親交があり、お互い自治会長だった際に酒席で上津江への危機感を語り合った。戦後のピーク時には3000人超あった人口が、現在は700人弱。止まらない少子高齢化、減っていく公共施設-。衰退していく愛する上津江を、少しでも元気にできないか。上津江と日田をテーマに、オリジナルソングをつくろうと決意する。2016年のことだ。
作詞を担当する井上さんは「初めての経験で自信はなかったが、地元の情景が伝わるように書きました」。作曲と歌を担当する嶋崎さんも、曲づくりは初めてだった。井上さんが書いた詞に「こんな曲があうんじゃないか」と、ギターを弾きながら手探りで曲をつけた。2人はこれまでに26曲を完成させ、CDには8曲を厳選して収録。全ての曲のカラオケも付けた。
CDは、嶋崎さんの仲間が紹介してくれた東京のレコード会社から自主製作でリリース。地元の美しい風景などが描かれた詞に演歌調、音頭調、フォークソング調と多彩な曲で楽しませる。
<豆生野橋(まめおのばし)で 逢(お)うせた女(ひと)の/面影うかぶ 清き流れに>
収録曲「かみつえ旅情」では、上津江の風情を嶋崎さんが優しく歌い上げる。嶋崎さんは「日田からよそに行っちょる人たちに、故郷を懐かしく思ってもらいたい。上津江への愛を深めてもらいたい」と願い、井上さんは「日田の元気と郷愁を皆さんにお届けしたい」と語る。
CDは1320円。日田市内では「コトブキレコード店」で販売し、他のCDショップでは在庫がなければ注文が必要。通販サイトでも購入できる。嶋崎さんは、要請があれば各地のイベントで生歌を披露したいと意気込んでいる。
















