建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
八女市八幡校区めだか塾草創時代を率いたまちそだて達人、服部正男さん(元八女市新社会部長)がお亡くなりになられた、との連絡がめだか塾創設メンバー事務局長の檀和男さん(八女市犬馬場 そめものや)から届きました。

かつて1997年〜2003年にかけて、ふ印ラボ(旧九州芸術工科大学藤原惠洋研究室〜九州大学大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室)が、ともに八女市八幡校区において活動した住民主体のまちづくり活動有志組織「めだか塾」の草創時代を支えてくださったまちそだて達人としてつとに知られた方でした。

一方で、長らく闘病されておられました。
そんな服部正男さん、どうぞゆっくりとおやすみください。
心からご冥福をお祈りいたします。
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たとえば2009年のふ印ブログでは・・・・

九州大学社会連携事業採択・藤原惠洋研究室主催の八女文化創造・市民プロデューサー養成講座キックオフ!

posted on2009110908:02

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いよいよ深まる芸術の秋です。藤原惠洋研究室では、今年も九州大学社会連携事業として5年度連続採択されました八女元気計画的まちづくり提案「八女文化創造・市民プロデューサー養成講座」のプロデュースに向かいます。
その第1回講座として位置づけられたキックオフ講座、藤原惠洋先生による「八女の文化を知る」が、さる11月5日(木)夜にあの懐かしい八幡木鶏書院(八女市川犬1340)において開催されました!
 

参加者は以下のとおり。
松田久彦先生(八女ふるさと塾塾長、日本民芸八女協団顧問、『八女を歩く』著者)
中島美奈子さん(八女文化会館嘱託監理者、八女市民劇、女優)
元田展多さん(めだか塾塾長、JAふくおか八女理事、電照菊栽培農家)
檀和男さん(めだか塾前事務局長、(有)そめもんや代表、染色業)
服部正男さん(めだか塾、八女市役所環境課長、オーガニック野菜栽培農家)
小井塚ななえさん(九州大学21世紀プログラム3年、ピアニスト)

午後7時から9時まで、藤原先生によるラウンドテーブル進行のもと、以下のようなテーマを語り合いました。
テーマ1 近年の八女市の経済、産業、商業、農業はどのような状況でしょうか?
・先日八女市中心市街地を生かして開催された白壁ギャラリーはたいへんな賑わいだった。福島町内の歴史的町並みの魅力がよくやく伝わってきた感じがある。
・社会全体の不況の影響は大きい。
・商店街は業態の変化を伴うかたちで生き残っている。
・しかし生産地帯である八女地域の特徴に支えら、わかちあいや支え合い、相互扶助を通してなんとかやっている。
テーマ2 八女市の手仕事を取り巻く社会のニーズや商活動の状況はいかがでしょうか?
・手仕事職人の暮らしは厳しい。
・第一級のわざ・技術の人物は生き残っている。
・生活者の暮らしぶりが大きく変わっており、今後のニーズ開拓が重要な問題となってくる。
テーマ3 八女市における環境保全と市民のまちづくり活動はいかがでしょうか?
・八女市にとっての市民主体のまちづくりはそのまま環境保全の問題と言える。
・あまりにも豊かな環境に甘んじてきたこれまでを反省し、丁寧に環境資源の再評価と保全に対する関心や意識を高めていく努力が必要だ。
・現在の環境を貴重な資源とみなして、八女市の魅力アピールに用いる必要がある。
テーマ4 市町村合併後の新たな八女市における市民活動の発展・展開はいかがでしょうか?
・東部(黒木町、星野村、矢部村)との合併でもたらされる効果と影響を一緒に考えていく必要がある。
・大きな市域となるため、市民が一体となった事業やまちづくりを考えていくための仕組みが必要だ。

 

  

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