
カテリーナの森古楽器研究所
松本照さん 松本未来との
松本照さん 松本未来との
新年、明けまして、おめでとうございます。
藤原惠洋です。
お便りをありがとうございました。
あっというまに新年となってしまいました。
ゆっくりゆっくり噛み締めるように流れるカテリーナの森も、1000年目から1001年目へ、確かなな時を刻んでいることと思います。
たしかに、ものはものでしかありません。
されど、ものはものとして歴史を刻みます。
先だってのカテリーナの森建築学校キックオフにおいて、時空を超えたカーデザイナー諸星和夫さんとの議論は痛快でした。
1983年京都国際デザイン会議における哲学者梅棹忠夫先生とフランス人社会学者ジャン・ボードリヤールの言説を引き合いに出しつつ、それぞれの論点を戦わせながら、さらなる批判を加えていったのですから!
そのうえで目の前で、ともにカテリーナの森の建築学校のはじまりはじまりを一緒に紡ぎ出してくださる方々との多彩な語らいも楽しうございました。
さてこれから蚕がさなぎに繭に変化(へんげ)しながら、さらに美しい生糸のような何かが生まれていくのか。
おおいに楽しみです。
あらかじめ、どこからとなく降り立ってきた「事業」を「推進」するのいではなく、大地や森の中を逍遥しながら、そこからゆるゆると湧き出てくるなにものかをゆっくりと紡ぎ出しながら、おおいに試行錯誤を重ねていくことといたしましょう。
寅年の明け方に
藍蟹堂(らんかいどう)藤原惠洋拝
松本照皆々様、先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。熟成させてきた思いが何かしら醸し始めたような、そんな予感を感じさせて頂いた二日間でした。お寒い中、本当にありがとうございました。30年前にこの地に移り住んだのは、古楽器研究制作にふさわしい場所と静かな環境を求めてというのが第一の理由ですが、田舎での子育てと同時に誰もが安心して「ただいま /と言って帰って来たくなる原風景としてのふるさとづくりをしたいというのが胸の内にある大きな思いでした。カテリーナ古楽器研究所を始めて50年。この半世紀、ある部分において世の中は浮かれていました。ヒト、モノ、コトのバランスが完全に崩れ実は後になって気がつくであろう一番大事なものから捨てていった時代のように思います。形あるものは朽ちてゆき、人もまたしかりですが、一生は単に上向下向の放物線のようにではなく、知恵と経験と技と念と希望を持ち続けることで時代をも超えて成し遂げられる何かがあると思っています。ここから次は目に見える形へのステップでしょうか。頭で考えるのが得意な人、動くことで理解できる人、鳥瞰図的に見ることができる人できない人、色々いるから面白いのですが、共有できる共感できる時を持続させる努力は必要ですから、これは未來の提案ですが、最もコンパクトなサイズで完全修復復元の道筋もよく見え、関る人々にとって完成後が即楽しめる五右衛門風呂の修復を手掛けてはどうだろうかということで、家づくりワークショップ vol.1の開催を現在思案中です。年明け新春の取り組みになると思いますが、また今後の詳細、ご相談、打ち合わせ等は未來が連絡すると思います。年内中の楽器の仕上げと納品に孤軍奮闘しておりますので、何よりひとまず私から先日のお礼をお伝えさせていただきたく、失礼いたしました。
寒波が到来しております。どうか皆様お体ご自愛くださいませ。そしてどうぞ良いお年をお迎えください。近々またお目にかかれる日を楽しみにしております。今年は本当にお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。














