建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

廃墟か、遺産か〜虚無主義の考現学、錬金術の建築探偵、僥倖の路上観察

 

今和次郎による〈考現学〉モデルノロジオは、1923年関東大震災のカタストロフィー(脅威)後の中のバラック世界から生まれた。

徹底した調べものの〈考現学〉は不可視な社会観察であり社会風刺でもあった。では現代の限界芸術論、超芸術トマソン、建築探偵、マンホール蓋蒐集、路上観察、ブラタモリは何を洞察するのか。

観察の錬金術「手考足思」レッスンを通して、私たちはどこから来て、今どこにいて、どこへ行くのか、省察を深めていく。


藤原 惠洋

Professor Emeritus, Kyushu University   
Dr.of Eng  Keiyo FUJIHARA  M. A.

工学博士(東京大学) 藝術学修士(東京藝術大学) 建築史家
九州大学名誉教授、竹田市(大分県)文化振興財団理事長、藍蟹堂ワークショップ主宰

文化庁文化審議会世界文化遺産部会専門委員 国際記念物遺跡会議(ICOMOS)会員/日本イコモス国内委員会委員 世界文化遺産・史跡・重要文化財荒尾市万田坑跡地整備検討委員会委員長 国重要文化財門司港駅文化財保存活用検討委員会委員長 人吉市景観審議会会長/人吉市復興有識者会議 大分県地方独立行政法人(大分県立芸術文化短期大学・大分県立看護科学大学)評価委員会委員 対馬市博物館建設推進会議有識者会議委員 他
 

日本文化政策学会理事/日本建築学会/建築史学会/日本デザイン学会/日本産業遺産学会/日本産業技術史学会/文化経済学会〈日本〉/文化資源学会/路上観察学会
 

講師経歴・著書等
 

1955年熊本県阿蘇山麓生まれ。九州大学工学部建築学科卒、上京後、建築設計事務所勤務のかたわら東京藝術大学大学院修士課程修了、東京大学大学院博士課程進学後は東京大学生産技術研究所において藤森照信らと東京建築探偵団を展開。その後、赤瀬川原平、林丈二らの路上観察学会に参加。日本近代建築史学研究論文で工学博士取得。千葉大学工学部工業意匠学科助手、九州芸術工科大学芸術工学部工業設計学科講師[造形論・デザイン史]、同大芸術情報設計学科助教授[芸術文化環境論]、ライデン大学(オランダ)文学部日本学研究センター客員教授を経て、2005年九州大学大学院芸術工学研究院教授。20214月九州大学名誉教授、竹田市(大分県)文化振興財団理事長を兼任。


著書 『アジアの都市と建築』鹿島出版会、『上海〜疾走する近代都市』講談社現代新書、『建築デザイン101のアイデア』(翻訳)フィルムアート社、等。


設計作品 『小島直記文学碑』(福岡県八女市)、『由布院美術館露天風呂』(大分県由布市・解体)等、舞台プロデュース作品に『天の滴、月の樹にすくう』(第3回ふくおか県民創作劇場招待作品)等。



藤原惠洋 講義ノート 20211011日(月)

 

3講時 13:3014:50

 

1. 自己紹介

 

 

2. 不可視を見つめる観察錬金術

 

 

3. 路上観察〜超芸術トマソンから派生した観察冒険

 

 

4. 考現学〜今和次郎モデルノロジオ

 

 

5. デザインイデオローグ小池新二

 

 

4講時 15:1016:30

 

6. 廃墟か、遺産か

 

 

7. 建築探偵〜手考足思でみる長崎・天草

 

 

8. 東アジア「渾沌」世界

 

 

9. 私たちはどこからきて、今どこにいて、これからどこへ行くのか

 

 

10. 文脈・矜持・紐帯

  





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