いつも研究室活動へのご支援や見守りに深く感謝いたします。
さて藤原惠洋先生主査による今年度の博士論文公聴会をご案内申し上げます。
OBで倉敷市立短期大学准教授の松内紀之先生、OGで桜の聖母短期大学専任講師の岩井千華先生が、それぞれ論文博士、課程博士取得へ向けた意欲的な博士論文を発表されます。
日程は、以下の通り二日間連続して開催します。
本来、本学博士論文公聴会はどなたもご参加いただけるのですが、新型コロナ感染症対策のため、講義室における対面(限定30名)とオンラインを併用して開催いたします。
参加をご希望される方は、以下のURLより参加申込みをお願いします。
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【松内紀之氏 論文博士 公聴会】
日時:2021(令和3)年2月10日(水)16:30〜18:30
会場:512教室 + Zoomによる遠隔配信
題目:祭礼山車における山台デザインの変容に関する研究〜博多祇園山笠ならびに北部九州の比較を通して〜
概要:本研究は国指定重要無形民俗文化財博多祇園山笠行事に用いられる山車を対象に、旧来の山笠研究の多くが舁き棒より上部の飾り付けの意味や祭礼成立過程を論じてきた盲点と言える山車の基礎の山台に初めて注目し、その成立と展開をデザイン史的観点から明らかにしたものである。その結果、山車を飾り装飾から論じた先行研究の多くを凌駕した山台への着眼を通し、現存する北部九州一帯の山車調査を対象として展開された数多くの実証調査から新知見を導き出したうえで、デザイン史研究へ広く資する普遍的な成果を生み出した。
松内氏 博士論文公聴会 お申込み先:https://forms.gle/XB6oGfU9DvpNz36VA
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【岩井千華氏 課程博士 公聴会】
日時:2021年2月11日(木・祝)14:00〜16:00
会場:512教室 + Zoomによる遠隔配信
題目:わが国の公共図書館における1960年代以降〈文化活動〉の成立と普及に関する研究
概要:本研究は、近代日本における公共図書館が推移させてきた社会的使命とは何であったのかという経緯を利用者の観点から批判的に検証する中で、明治以降の公的な図書館から産み落とされ先験的に遂行されてきた書籍・資料の収蔵・保存と貸出という制度的桎梏を乗り越えながら、とりわけ戦後1960年代以降の社会的背景の中で培われてきた公共図書館の〈文化活動〉の成立と普及の過程を跡づけることを主眼としたものである。そのうえでさらに、近年の公共図書館に見られる創造的な〈文化活動〉の企画構想と実践的成果を通した社会還元や波及的効果へ関心を広げていく。すなわち公共図書館が、その可能性をみずから拓いてきた内的研鑽の過程を評価し、各地での効果的な取り組みへ発展してきた経緯を把握したうえで、今後の公共図書館の〈文化活動〉のあり方へ資する視点を導き出す。
岩井氏 博士論文公聴会 お申込み先:https://forms.gle/gkpaJRq4EfKXmCLy6
お問い合わせ先:高口葵
九州大学大学院芸術工学研究院 藤原研究室
お電話: 080-6107-0198
メール: aoikaryo@gmail.com
お電話: 080-6107-0198
メール: aoikaryo@gmail.com