令和2(2020)年度集中講義形式
(コロナ禍による開催時期変更による)
芸術文化環境論 定期試験問題
出題者 藤原惠洋 学部・芸術情報設計学科
出題は、Moodle掲載、ふ印ラボブログ、個別メール、藤原研究室にて問題紙配布
Word添付ファイル 提出締切り 2021年2月8日(月)19:00締切り(直後に採点実施、遅延は不可)
提出先 藤原惠洋研究室メールへ E-mail keiyo@design.kyushu-u.ac.jp
[解答時の注意]
- 解答はWordへ、A4縦使い・横書き。フォント推奨は明朝体10.5ポイント。字数の制限はありません。解答紙が足りない場合は追加ページへ。
- 解答Wordの冒頭に忘れず、氏名、学科、学籍番号、を明記すること。
- 以下の5題から、3題を選び解答しなさい。解答時には、選んだ問題番号を忘れずに記入すること。
- 4題以上解答しても採点の対象とはしません。
- 講義で用いた資料や指示した参考書等はすべて使用してもよい。
- 解答に当たっては、他者と口頭での相談、ネットなどでの情報交換をしてはいけません。あなたの考えや理解をもとに評価したいからです。
- 解答に当たっては、スマホ、携帯メイル、インターネット機器、デジタルデバイスなどによる情報検索を利用してはいけません。あなたの考えや理解をもとに評価したいからです。情報検索に基づく解答をしたことが判明した場合、厳しく評価せざるをえません。
問題 1
本講義は、昨年2020年以来余儀なくされたコロナ禍の中でも、急遽、開催時期を後期へ臨時避難し、あえて対面手法を用い集中講義を展開しましたが、そこには本講義「芸術文化環境論」が本来めざしてきた目的、社会的使命(ミッション)、具体的な地域やテーマへの関わり方を口頭で伝え、ライブとも言える質疑応答や対話を促したい、との強い思いが背景にありました。非常勤講師2名の集中講義を含めた対面講義の意義と課題について、教室で聴講したあなたの考えを論じなさい。
問題 2
コロナ禍にもかかわらず、本講義が放ってやまない刺激や挑発を得たことで学外へおもむき、実際の芸術文化環境をみずから体験してきた経験知を伝えなさい。その環境へおもむいた日時を明記し、訪問場所、内容、目的、そこで獲得した印象や成果の概要を記述したうえで、何を培うことができたのか、わかりやすく論じなさい。おもむいた対象は複数すべてに及んでよい。
問題 3
芸術文化・アートが社会的に存在することで、それらは私たちの生存・生活・生業に、どんな夢や希望や豊かさをもたらすことができるのか?とりわけ天変地異や地球環境の変化がもたらすカタストロフィー(自然の脅威的厄災)、開発や社会の成長発展がもたらす公害・近代化副作用、生活の合理化や利便性がもたらす生きる力の低減、都市化や情報化がもたらす管理社会化への軋轢、インターネット社会やAI化がもたらす人間疎外といったアポリア(解決不能な問題)や困難さから、みずからを克服させていくレジリエンス(折れた心を立て直す)の観点から、あなたの考えを論じなさい。
問題 4
今期は非常勤講師による集中講義を2回開講しましたが、それぞれに出講していただいた非常勤講師による話題提供を振り返り、その中で得たあなたの感想(質問、疑問、印象などを含め)を講師(お名前を正確に明記することが必須)の先生がたお二人へ手紙文形式で記しなさい。
問題 5
本講義では、人為的な対立や格差、疎外や分断を生む社会問題に対し、芸術文化・アートを通して公共性や融和を醸成しながら、公助・共助・互助を育む企画・プログラムの可能性を国内はもとより世界の中へも関心を広げながら見てきました。あなたにとって印象深かったテーマや企画・プログラムを具体的に紹介しながら、そこで獲得しうる効果をわかりやすく評価しなさい。