桂木誠志さん(九州大学工学部建築学科OB先輩)よりメッセージが届きました。
2月12日、天草信用金庫本店において、「ふるさと、天草に帰る—菊池恵楓園絵画クラブ金陽会作品展実行委員会」の結成式が開かれました。
菊池恵楓園には、1953年に発足した絵画クラブ「金陽会」の作品が850点以上残されており、国内はもとより、世界的にも貴重な作品群となっています。
今年秋、天草で開催される展覧会では、天草出身の2人のメンバー(吉山安彦氏、故・中原繁敏氏)の作品を中心に、療養所内で時間を共にしてきた他の金陽会メンバーの作品も紹介されます。
実行委員会では、これらの作品を通じて、帰ることが叶わなかった故郷や家族への思いと、いかなる環境でも希望を見出す人間の強さを感じてもらい、人権が尊重される地域社会づくりを願って、展覧会への協力・支援を呼びかけています。
来週、金陽会には、熊本県から「継続して文化活動に取り組み、芸術・文化の普及発展、文化的資質の保存継承、その他文化の振興等に功績がある」として、第30回「くまもと県民文化賞」が贈られます。
<2020年秋『金陽会作品展』概要>
◎天草展 2020年10月3日~18日(予定)天草市民センター
◎上天草展 2020年10月21日~28日(予定)松島総合センター
◎苓北展 2020年10月31日~11月8日(予定)如水館