霊鷲山通度寺(トンドサ)は釜山市の北方に続く梁山市の奥山に位置する。
通度寺は仏法に精通し衆生を済度するという意味。韓国仏教の最大勢力宗派である大韓曹渓宗の寺院で、韓国では三宝寺院や五大叢林(霊鷲叢林)に名をつらねる。
創建は646年、唐の国で修行をした後に新羅へ帰国した慈蔵による。そこから創建時の宗派は戒律宗(南山宗)であった。
慈蔵は唐からの帰国の際に仏舎利と袈裟を持ち帰り、それらを収めた戒壇が高麗時代に築造されており、今もなおそこが聖地として参詣の対象となっている。したがって、本堂の大雄殿の仏壇には仏像が設置されていない。背後に穿たれた窓の向こうに仏舎利が納められている戒壇を遠く拝む配置となっており、数多くの参拝客が立ったり、座ったり、伏したりしていたが、いわば大雄殿は拝殿の役割を果たしていた。
李氏朝鮮の時代には、太宗も世宗も仏教弾圧を重ねたというが、その過程でいったん廃寺となった模様。
その後、復興したものの、豊臣秀吉による文禄・慶長の役の際に伽藍は焼き討ちにあったという。
松雲大師によって1603年、友雲によって1641年に再建されたという。
韓国併合により日本統治が始まった1911年、寺刹令施行規則により朝鮮三十本山に指定されている。
多くの戦争と侵略の中でも、今日に至るまで通度寺は1300年もの間、法燈が消えたことのない。境内には35の建物や法塔があり、2018年、ユネスコ世界文化遺産「韓国の山地僧院」の構成資産のひとつとして登録されている。
この「韓国の山地僧院」(Sansa,Buddhist Mountain Monasteries in Korea)は、千年以上にわたり韓国の仏教文化を継承し守ってきた代表的かつ総合的な僧院を7カ所によりまとめたもの。韓国における13番目のユネスコ世界遺産としてと登録された。
慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)通度寺(トンドサ)、慶尚北道栄州(キョンサンブクド・ヨンジュ)浮石寺(プソクサ)、慶尚北道安東(アンドン)鳳停寺(ボンジョンサ)、忠清北道報恩(チュンチョンブクド・ポウン)法住寺(ポプチュサ)、忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)麻谷寺(マゴクサ)、全羅南道順天(チョンラナムド・スンチョン)仙厳寺(ソンアムサ)、全羅南道海南(ヘナム)大興寺(テフンサ)。
これは2018年7月開催の第42回ユネスコ世界遺産委員会において審議の上、登録された。
韓国の「中央日報」が伝える経緯によれば以下の通り。
https://japanese.joins.com/article/770/242770.html
審議の過程では、世界文化遺産候補地を事前審査する(国際記念物遺跡会議)勧告では、韓国が申請した7カ所のうち通度寺と浮石寺、法住寺、大興寺の4カ所だけ「登録勧告」とし、残りの3カ所を「保留」にすることを提案した。イコモスは歴史的重要性が十分に示されていないという理由で3カ所を登録勧告対象から除外したが、 世界遺産委員会は21カ国の委員国の満場一致で「これら7カ所をすべて合わせてこそ遺産の価値が示される」として韓国が申請した7カ所すべてをまとめて世界遺産に登録した。
韓国政府はイコモスの審査結果が伝えられてから7寺をまとめて登録するため世界遺産委員国を対象に積極的な交渉を行い、中国をはじめとする委員国がこれに同意したことで大詰めでの逆転に成功した。韓国の山寺は7~9世紀に創建されてから信仰・修道・生活の機能を維持した総合僧院という点で世界遺産の必須条件である「卓越した普遍的価値」(OUV)を認められた。また、個別遺産の真正性と完全性、保存管理計画でも合格点を受けた。ただ世界遺産委員会は文化財に指定されていない建物管理案、総合整備計画、今後増える観光需要対応案をまとめ、寺刹内に建築物を作る際にはユネスコ世界遺産センターと協議することを勧告した。
文化財庁関係者は「中央政府と大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)、自治体が一致協力して世界遺産登録という成果を成し遂げた。山寺が持つ世界遺産の価値がしっかりと保存されるよう関係機関とともに最善を尽くしたい」と話した。
北朝鮮にある高句麗古墳群(2004年)、開城(ケソン)歴史遺跡地区(2013年)、中国東北地方一帯の高句麗遺跡(2004年)を合わせると韓民族関連の世界遺産は16件に達することになった。このうち済州火山島と溶岩洞窟だけが自然遺産で、残りの遺産はすべて文化遺産だ。
通度寺は仏法に精通し衆生を済度するという意味。韓国仏教の最大勢力宗派である大韓曹渓宗の寺院で、韓国では三宝寺院や五大叢林(霊鷲叢林)に名をつらねる。
創建は646年、唐の国で修行をした後に新羅へ帰国した慈蔵による。そこから創建時の宗派は戒律宗(南山宗)であった。
慈蔵は唐からの帰国の際に仏舎利と袈裟を持ち帰り、それらを収めた戒壇が高麗時代に築造されており、今もなおそこが聖地として参詣の対象となっている。したがって、本堂の大雄殿の仏壇には仏像が設置されていない。背後に穿たれた窓の向こうに仏舎利が納められている戒壇を遠く拝む配置となっており、数多くの参拝客が立ったり、座ったり、伏したりしていたが、いわば大雄殿は拝殿の役割を果たしていた。
李氏朝鮮の時代には、太宗も世宗も仏教弾圧を重ねたというが、その過程でいったん廃寺となった模様。
その後、復興したものの、豊臣秀吉による文禄・慶長の役の際に伽藍は焼き討ちにあったという。
松雲大師によって1603年、友雲によって1641年に再建されたという。
韓国併合により日本統治が始まった1911年、寺刹令施行規則により朝鮮三十本山に指定されている。
多くの戦争と侵略の中でも、今日に至るまで通度寺は1300年もの間、法燈が消えたことのない。境内には35の建物や法塔があり、2018年、ユネスコ世界文化遺産「韓国の山地僧院」の構成資産のひとつとして登録されている。
この「韓国の山地僧院」(Sansa,Buddhist Mountain Monasteries in Korea)は、千年以上にわたり韓国の仏教文化を継承し守ってきた代表的かつ総合的な僧院を7カ所によりまとめたもの。韓国における13番目のユネスコ世界遺産としてと登録された。
慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)通度寺(トンドサ)、慶尚北道栄州(キョンサンブクド・ヨンジュ)浮石寺(プソクサ)、慶尚北道安東(アンドン)鳳停寺(ボンジョンサ)、忠清北道報恩(チュンチョンブクド・ポウン)法住寺(ポプチュサ)、忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)麻谷寺(マゴクサ)、全羅南道順天(チョンラナムド・スンチョン)仙厳寺(ソンアムサ)、全羅南道海南(ヘナム)大興寺(テフンサ)。
これは2018年7月開催の第42回ユネスコ世界遺産委員会において審議の上、登録された。
韓国の「中央日報」が伝える経緯によれば以下の通り。
https://japanese.joins.com/article/770/242770.html
審議の過程では、世界文化遺産候補地を事前審査する(国際記念物遺跡会議)勧告では、韓国が申請した7カ所のうち通度寺と浮石寺、法住寺、大興寺の4カ所だけ「登録勧告」とし、残りの3カ所を「保留」にすることを提案した。イコモスは歴史的重要性が十分に示されていないという理由で3カ所を登録勧告対象から除外したが、 世界遺産委員会は21カ国の委員国の満場一致で「これら7カ所をすべて合わせてこそ遺産の価値が示される」として韓国が申請した7カ所すべてをまとめて世界遺産に登録した。
韓国政府はイコモスの審査結果が伝えられてから7寺をまとめて登録するため世界遺産委員国を対象に積極的な交渉を行い、中国をはじめとする委員国がこれに同意したことで大詰めでの逆転に成功した。韓国の山寺は7~9世紀に創建されてから信仰・修道・生活の機能を維持した総合僧院という点で世界遺産の必須条件である「卓越した普遍的価値」(OUV)を認められた。また、個別遺産の真正性と完全性、保存管理計画でも合格点を受けた。ただ世界遺産委員会は文化財に指定されていない建物管理案、総合整備計画、今後増える観光需要対応案をまとめ、寺刹内に建築物を作る際にはユネスコ世界遺産センターと協議することを勧告した。
文化財庁関係者は「中央政府と大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)、自治体が一致協力して世界遺産登録という成果を成し遂げた。山寺が持つ世界遺産の価値がしっかりと保存されるよう関係機関とともに最善を尽くしたい」と話した。
北朝鮮にある高句麗古墳群(2004年)、開城(ケソン)歴史遺跡地区(2013年)、中国東北地方一帯の高句麗遺跡(2004年)を合わせると韓民族関連の世界遺産は16件に達することになった。このうち済州火山島と溶岩洞窟だけが自然遺産で、残りの遺産はすべて文化遺産だ。














































