建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
迂闊だった。
昨年、日本を離れてドイツを中心としたヨーロッパ社会を遍歴・彷徨していた際に日本の状況をほとんど知るすべもなかったが・・・・・

多々納弘光さんがご逝去されていることすら知らなかった・・・・

戦後の日本を、親しき仲間たちと新たな焼き物作りをなりわいとしながら生き抜いた骨太の陶工であり、市井のソクラテスとも言える哲学者であり、戦後日本のポストコロニアル状況を打破すべく振る舞った思想家でもありました。

どうぞ安らかにお休みください。合掌。


【追悼特別展「多々納弘光の仕事」開催のお知らせ】@出
雲民藝館


この度、出雲民藝館にて、2017年6月にこの世を去った出西窯創業者の一人・多々納弘光の追悼特別展を開催する運びとなりました。
出西窯代表多々納真の講演会、ギャ
ラリートークなど関連イベントも予定しております。
ぜひ
足をお運び頂ければ幸いです。

詳細は出雲民藝館内webサイト内特別展ページを御覧ください。
http://izumomingeikan.com/archives/437
------------------------------------
会期:2018年7月26日(木)〜12月16日(日)

休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)
開館時間:10:00-17:00(16:30までにご入館ください)
展示会場:出雲民藝館 本館
観覧料:大人700円(600円) 小人300円(200円)
※()内は20名以上の団体料金
※出雲民藝館入館料を含みます

■関連イベント
【記念講演「多々納弘光と民藝」】
日時:9月8日(土) 14:00〜(約90分)
講師:多々納 真氏(出西窯代表・出雲民藝協会会長)
聞き手:村上 豊隆氏(日本民藝館学芸員)
会場:出雲民藝館 本館
※聴講無料・申込不要

【ギャラリートーク(展示解説)】
日時:7月29日(日)、10月7日(日)、12月1日(土) 各回14:00〜(約30分)
講師:多々納 真氏(出西窯代表・出雲民藝協会会長)
会場:出雲民藝館 本館
※聴講無料・申込不要

 
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出西窯の創業メンバーの一人であり、2017年6月29日に惜しくもこの世を去った多々納弘光。窯元の顔としてよく知られる存在ですが、これまでひとりの作り手として注目されることは多くありませんでした。

弘光が出西窯で担っていた仕事は、主にハンドル(把手)付けと、型を使って成形する作品の製作。ハンドル付けにおいては、見た目の美しさとともに手に持った時の重量感や掴みやすさなどを重視しており、道具として使われることへの気配りを感じます。

また作陶において轆轤を用いなかったため、型物の製作には熱心に取り組みました。非常に多くの種類の型を作り、そこから形を取った陶器には櫛描、点打、縄文、指描きといった様々な技法の装飾が施されました。どの作品にも弘光の美意識が表れており、表現の幅や奥行き、愉しさを示す実例として見る者に驚きと感動を与えてくれます。

日中は出西窯の経営者としての仕事にも追われていたこともあり、工房に入るのは主に終業後、日が暮れてから。そのため作陶する姿を人に見られることは稀で、弘光は作陶には関わっていないと思っていた、という人さえいたのだそうです。

そんな「名もなき陶工」が続けていた、喜びにあふれた仕事の数々を、どうぞご高覧ください。

概要

会期:2018年7月26日(木)〜12月16日(日)
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)
開館時間:10:00-17:00(16:30までにご入館ください)
展示会場:出雲民藝館 本館
観覧料:大人700円(600円) 小人300円(200円)
※()内は20名以上の団体料金
※出雲民藝館入館料を含みます


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