ベルリンにはいくつものデンクマル（記念碑）や都市のランドマーク（目印）がある中、高さ67メートルのジーゲスゾイレはヴィム・ベンダース監督作品『ベルリン・天使の歌』にも登場する重要なイコンでしょう。
戦勝記念塔ゆえに塔の頂上には金色に光り輝く勝利の女神ヴィクトリアが見えます。
元来は19世紀後半、デンマーク戦争に勝利したことを記念して1864年に建てられはじめましたが、建設途上で1886年の普墺戦争勝利、1870〜71年の普仏戦争にも勝利し、その翌年1872年に完成しました。
当初、帝国議会の前面に位置し広場の中心に立っていたものを、ヒットラー台頭後、ベルリンを世界首都にするゲルマニア計画の実施に先立ち、1939年にティアーガルテンの中心軸とも言えるグローサーシュテルンのロータリー中心部に移転、その時に高さも嵩上げしていったのです。
塔台座には以上の戦争時の大勝利を描いた巨大な銅板レリーフが4面はめ込まれている。また内部には各国の象徴的な塔の比較展示がなされ、そこから285段の螺旋階段を徒歩で登ると展望台に達します。そこはヒットーラーにより構想された巨大なゲルマニアの都市軸を知るにはうってつけの視点場と言えます。
戦勝記念塔ゆえに塔の頂上には金色に光り輝く勝利の女神ヴィクトリアが見えます。
元来は19世紀後半、デンマーク戦争に勝利したことを記念して1864年に建てられはじめましたが、建設途上で1886年の普墺戦争勝利、1870〜71年の普仏戦争にも勝利し、その翌年1872年に完成しました。
当初、帝国議会の前面に位置し広場の中心に立っていたものを、ヒットラー台頭後、ベルリンを世界首都にするゲルマニア計画の実施に先立ち、1939年にティアーガルテンの中心軸とも言えるグローサーシュテルンのロータリー中心部に移転、その時に高さも嵩上げしていったのです。
塔台座には以上の戦争時の大勝利を描いた巨大な銅板レリーフが4面はめ込まれている。また内部には各国の象徴的な塔の比較展示がなされ、そこから285段の螺旋階段を徒歩で登ると展望台に達します。そこはヒットーラーにより構想された巨大なゲルマニアの都市軸を知るにはうってつけの視点場と言えます。
