
これは何ですか!?ここはどこですか?(オカリナ演奏中)

2016年4月1日(金)10:00 基山町立図書館がオープンしました!
基山町立図書館はパークアンドライブラリーで公園の中にあります。
私は2月に開催された内覧会と、その後、調査の為に1回行っていますので、
この日が3回目の基山町立図書館訪問です。
図書館面積:1,185㎡
公園面積:11,140㎡
太陽光発電設備を設置
開館日:火曜日~日曜日 開館時間9:00~18:00
建設費:4億7,520万円
蔵書数:約9万冊(開架6万冊)
貸出期限は2週間
本と雑誌をあわせて10冊まで借りられる。
CD・DVDは一人2点まで
・図書館内に博物館のような展示スペースがあります。
・図書館内にラウンジのような雑誌コーナーがあります。
・wifi使えます!
・館内から公園を見ることができます。外に見えるのは読書の丘。子どもの遊具がある場所はこの丘の向こうなので、外の声は図書館内にはそれほど入って来ないと思います。
佐賀新聞によるとオープニングセレモニーには約300人が来たようです。
松田一也町長は「図書館には過去と現在、現在と未来、地域と人をつなぐ役割があります。一緒によくして行きましょう。」と話されました。そして、建設に尽力した小森純一前町長や建設にかかわった方々に表彰状が贈られました。
基山町立図書館の4つの基本方針
・町民の文化的生活環境の向上のための情報提供
・郷土の歴史に関する情報の提供
・町民の生涯学習の場の提供
・町民の交流の場
JR基山駅から歩いて10分程のところ、小学校の目のまえに公園と図書館があります。

公園の中に入ると、もうたくさんの人々がいました。

くす玉とブラスバンドがいました!

町長のご挨拶です。
教育長の挨拶。
図書館建設の功労者である前町長に表彰状が贈られました。


開館セレモニーの後、中学校ブラスバンドによる演奏の後、図書館に入りました。






図書館内でwifiできるのは重要なことです!





新しいカウンターには新しい利用者がいっぱいです。

この置き方いいかも!海外旅行したいという気持ちを喚起させる置き方に見えます。利用者が外の世界とつながるキッカケを提供するのも図書館の役割と思います。インナートリップばかりではいけません。










本を持ちすぎの子。でもいいの。













この日は、館内でも地元のオカリナ演奏の会によるオカリナ演奏がありました。





図書館の入り口のところでは、図書館バッグワークショップがかいさいされていました。
私もバッグにスタンプしました。



↓ 本格的な歴史展示ができますし、すぐ近くには郷土資料の棚があります。

これは↓手芸です。このような手芸サークルがあり寄附してくださるそうです。
基山町立図書館の工事過程が写真で展示されてます。プロセスの公開は非常にイイと思います。
工事現場に普通の人は入ることができませんから。

閲覧室外のラウンジ。ここで飲食できます。

右の緑の方が読書の丘。




きれいな図書館でした。
昭和57年に以前の図書館はできています。
平成15年に建替え検討委員会が立ち上がりましたがこの時は図書館より小学校の建替えが優先されました。この時は、図書館は現在のこの場所ではなく、旧図書館のある場所でもなく、役所近くにつくられようとしていたようです。検討委員会は、図書館を建てる場所についてどこが望ましいかを再検討したとのことです。
以下は「基山町立図書館の検討委員会報告書H25年3月26日」より
「建物が有する課題」
○河川改修に伴う改築移転(第4 章4.5 参照)
・建物南側を流れる実松川の河川改修が佐賀県によって計画
されており、現在の建物の1/3 が河川改修区域に入っている。
○建物老朽化(30 年が経過)からくる諸課題
・施設維持電力(照明・空調等の電気量)消費量の増加
・建物躯体の亀裂、雨漏り、カビの増殖
○生涯学習機能ならびに来館者が憩える空間が不足している。
「 図書館が有する課題」
○書棚の間隔が狭く、読書空間が不足している。
○書籍を整理する作業空間が不足している。
○貴重な図書を収蔵する書庫面積が少なく、年間1.5~2.0 千冊
程度除籍している。
○図書館事業(子どもたちへの読み聞かせ等)を展開する空間が不足している。
そして、この報告書では第2章で「書物(書き物)は、人生の役に立つのか」という章をたてています。
これに対する回答として以下を掲載しています。
「ここで気をつけていただきたいことは、電波情報も記録(ビデオ化・DVD 化など)されると、多くの人々が時空を超えて見ることができるものへと変化し、書物ならぬ記録物へと変化します。記録されない電波情報は、そのままでは時空を超えて伝えることができないばかりか、繰り返し見ることができない、流される情報に対していったん立ち止まって考えを巡らすことができない情報といえます。
書物は、多くの人々が時間と空間を超えて触れることができる、自分以外の人々の「考え」「思い」「知識」だといえます。自分以外の人々の「考え」「思い」「知識」を知ることが、人生にとって何の役に立つのでしょうか。それは真っ暗な中で自分の姿を見ることができないように、自分の「考え」「思い」「知識」が正しいのか間違っているのかを判断する材料を見つけることができない状態と同じです。「他人を知って、己を知る」ことができる術ともいえます。書物には、書いた人が置かれた社会を背景として「考え」「思い」「知識」が書(描)かれています。それは、自分以外の誰かが書(描)いたものであり、それらを読む・見ることで自らを見つめ直すきっかけにつながっていきます。これは何も日本に生きる同時代の他の人々の「考え」「思い」「知識」を得ることだけではありません。歴史的な記録物からは、過去の人々の「考え」「思い」「知識」を、世界に目を向けると異国の人々の「考え」「思い」「知識」を得ることができる、まさに書物は時空を超えた人々から様々な考え方、思い、そして知識を得る術(方法)だといえます。」
私は検討委員会や報告書は法律から入ると思っていましたが、こんな、人の思いというか、根源的なところから入っていく・考えるものだということを初めて知りました。
このように思いの確認をした町立図書館(単館)なら、公共施設のマネジメントにゆらぐことなく、住民のみなさんは地域の図書館からの文化を享受できるのではないかと思いました。
自治体でここまで考えるのですね。初めて知りました。
基山町立図書館検討委員会報告書が公開されています。この検討委員会の委員に
親しくさせていただいてます小郡市立図書館の永利館長のお名前もありました。
基山町立図書館検討委員会報告書
岩 井














