
(貞刈副市長に成果と提言の冊子を渡した市民研究員と福岡アジア研究所のみなさま。
上の写真提供:福岡アジア研究所の馬場さん)
私、岩井は昨年7月からこの3月終わりまでの9か月間、福岡アジア都市研究所の市民研究員をしてきました。
研究室とは全く別の活動です。月2回の定例会に出席し他の市民研究員のみなさんとテーマについて討議したり、みなさんと大牟田市に研修に出かけたり、独自で調査をしたりしてきました。そして、3月12日にアクロス福岡の会議室で市民の皆さんの前で成果発表と福岡市への提言をし、その後、成果フルペーパーを書いて提出しました。
そして、とうとう、成果論文を冊子にしたものを、副市長にお渡しする日が来ました!
福岡市には3人の副市長がいますが、市民研究員がお会いしたのは貞刈副市長です。


セキュリティを通って副市長との対面の場へ。


真ん中が貞刈副市長。↓。


市民研究員を代表して河野さんが提言論文集を副市長にお渡ししました。↓



貞刈副市長は この日来ていた市民研究員4名(欠席2名)一人ひとりの研究内容に耳を傾け、事前に論文集を読み、会話ができるように準備して下さっていました。
私の研究テーマは、市民の知を支える図書館のあり方についてで、その中で、市民の読書活動や専門知識を支える地域文庫や私設図書館の存在を取り上げたのですが、私とお話下さった時、副市長は自らのお父様が地域文庫をしていたこと、そして、地域文庫が地域コミュニティを支える役割をしていることをお話下さいました。なんだか親近感を持つことができました。、私たち市民研究員の提言は、関係部署に見てもらえるそうです。副市長はお忙しいとのことで30分弱の対面でしたが、お会いできてよかったです。
その後、すぐ近くの福岡アジア都市研究所に戻り、修了証書の授与式。







長いようで短かった9か月。研究室以外の環境で様々な方と接し、話しをすることができました。そこが重要かと思います。私の書いた提言がどの程度、政策に反映されるかわかりませんが、福岡の状況を改めて客観的に見ることができたと同時に、福岡市で地域文庫をして頑張っている普通の市民の方の存在を知ることができました。福岡に来て丸4年ですが、日頃は市外の方々と接することが多く、なかなか市内のみなさんと知り合いになれずにいたので、市民研究員として福岡市民の方々とお話できてとてもうれしいし、福岡の何が強みで何が弱点なのかもわかりました。都市の研究をしたということになればよいと思います。
福岡アジア研究所の岡田先生、馬場さん お世話になりました。
市民研究員のみなさん ありがとうございました。またいづれどこかで。
岩井千華