
人が吉しのみなさま。これは、市民向けワークショップの様子です。
2月11日(木)~13日(土)に人吉市に行きました。藤原先生が人吉市役所で職員研修及び市民向けワークショップをするので、同行しました。
九州のこの地域は何を魅せてくれるのだろうと期待が膨らみました。
人吉市役所職員研修および市民ワークショップ





人吉市役所職員研修が始まりました。↓。まずは大渕建設部長から、職員の方で15年勤務をされた方の表彰がされたとご報告と紹介がありました。

職員研修式次第。
1.ワークショップ
2.講演「持続可能な景観づくりの知恵と創造」~枯れ木に花を咲かせた花咲か爺さんの謎を解く~








藤原先生の自己紹介を兼ねたこれまでの先生の取り組みの一部の紹介。


ここで旗揚げアンケートです。
①人吉生まれの人吉育ちですか?
②年齢は私(藤原)と比べて先輩、後輩?
③犬と猫、どちらが好き?
④海と山、どちらが好き?
⑤メールと電話、どちらが得意?
⑥夕陽を観て感動しますか?
⑦昨晩の月を観ましたか?
⑧週末の過ごし方、アウトドア派、ごろ寝派、どちら?
⑨絵を描く際、犬と鬼、どちらが難しい?
⑩人吉の良さを伝えるのは得意だ、不得意だ。










このような「おもてなし」もありました。

そして、「持続可能な景観づくりの知恵と創造~枯れ木に花を咲かせた花咲か爺さんの謎を解く~
まずは、参加者でお話の確認。犬の名は、シロまたはポチでした。
花さか爺さんになぞらえた景観解釈が披露されました。
講演全体のポイントは以下です。
・足元にある文化資源に気づくこと。日常の中に宝がある。
・他の地域のマネでは形骸化を招く。
・そしてそれを大事にみがきをかけ、再評価し、見える化すること。
・誰が景観を守るのか。
・人の営みを守ることで景観が守られる。→人が日々の暮し・生活の中で景観を守っている。
・土地が生み出した文化の基盤が景観である。
・文化から生活の豊かさを享受している市民が守る景観。
・文脈の再生、矜持、紐帯。















職員研修終了。
松岡市長とご一緒させていただきました。

松岡隼人市長とお昼をご一緒させていただきました。

そしてすぐ午後の市民向けワークショップの準備です。


ここで、高木富士川計画事務所の宮野桂輔さんも手伝って下さいました。


絵が上手な宮野さん。↓は宮野画伯のイラスト。

市民向けワークショップでは班を決めます。今回はこんな感じでした。


午後の部のスケジュールです。



松岡市長もお忙しいスケジュールのあいだをぬって駆けつけて下さいました。残念ながら最後までの参加は無理でしたが、少しでも一緒に考えていただいてうれしいです!


午後のスケジュール。
step1の景観資源のシーズ(種)探し:ポストイットワーク
1.目印 2.得意技 3.苦手ごと

1.目印
・青井阿蘇神社 ・鍛冶屋町通り ・球磨川下り ・ラフティング ・鍛冶体験 ・人吉城跡 ・中川原公園
・きじ馬 花手箱 ・高木惣吉 ・鹿目(かなめ)の滝、繊月城の周り、人吉駅前のからくり時計、霧、願成寺、
温泉、焼酎、ウナギ

2.得意技
・のんびりゆたーっと話す、球磨拳、朝霧、水田、尺鮎、ループ橋、肥薩線、SL,鉄道遺産、盆地と相良700年がつくる独自性、ポルトガル文化が残っている、ウンスンカルタ、温泉、相良氏、あいさつ、誰とでもよく語る

3.苦手ごと
閉鎖的、連携やPRが下手、内向的、空き家増えてる、若者の雇用が少ない、若者向けコンテンツが少ない、バスの乗り継ぎ、案内看板が少ない、農家の減少、猪がでる、球磨川での魚とり
などなど、現時点では苦手ごとや困ったこと、よくないことへの意識が高いようです。











次にグループワークです。
各班に分かれて、テーマはこれ!イラスト1と3は高倉さん 2と4は宮野さん。

















そしていよいよ発表へ。
1班 リタイヤ 移住

2班 社会的包摂



3.国際化、日本遺産、インタープリテーション



4.クラス対応



5.文脈と矜持の再生













1班


2班


3班




4班


5班






どちらとも焼酎を飲む器。左が鹿児島から来たタイプで、右が人吉タイプ。
右の器をチョクとガラというそうです。飲み方もちょっとした儀式というか形式が一つあるとのこと。
また、球磨拳というじゃんけんのようなものがあるそうです。元小学校教諭の林先生から教えていただきました。旧北海道民の私には知らないことばかりだったので、とても楽しかったです。

なぜかホワイトボードがありました。ここでも宮野さん大活躍!!
参加者のみなさんが何をはなしているかを聞き、書きとってます。すごい根性の書記です。
後から聞くと、市役所から持ってきたとのこと。小さくまとまらないことが重要です。
ーダイナミックなやり方に乾杯!





こうして夜は更けてゆきました。
そして次の日、青井阿蘇神社から湯前まで茅葺き阿弥陀堂などを見ながら、高木富士川設計事務所の高木先生のご自宅へ行きました。

蓮の花があるように見えました。
























石垣の曲線が美しいです。



土俵もあります。

この後移動して、まず多良木の青連寺阿弥陀堂へ行きました。







今度は水上村の生善院観音堂へいきました。



その後、ダムを抜け、







そして、高木邸に行きました。1F。

高木富士川事務所の本社である2F。この建物自体が売りだされた時すぐに買うことにしたということです。
よい物件は簡単に手に入るものではないということです。


もう一か所 これから資料の保存場所として使われる予定の場所も案内していただきました。よくここに建てたなあと思える場所です。
最後や城泉寺へ。ここも茅葺きの阿弥陀堂です。






その後、湯前から電車に乗り、人吉へ戻りました。





電車はコンパクトにできていました。この時の電車は特別企画がされており、後ろの車両はデザート電車。2000円で車窓を楽しみながらデザートをいただく企画がされておりました。1時間くらいの旅ですのでちょうどいいです。





人吉と球磨(くま)の旅は、非常におもしろいものでした。まず、人吉には潜在的な何かがあると思わせるものでしたし、出会った人々が親切で濃い方が多かったです。ちょっとしたタイムスリップした気分になりました。よそ者の私からは、派手な商業施設は無い方がいいように見えますが地元の方は人吉での日常の暮らしをどのように思っているのでしょうか。
今回のワークショップでは、高校生や大学生など若い人に出会えなかったので、次回は若い方の進学や就職、日常生活について聞きたいと思いました。
また、茅葺きの民家なら見たことがあるのですが、茅葺きの宗教施設は初めてみました。質素、シンプルなヴァナキュラーは日本に合っているように思えます。私にはこれらの建物は珍しく見え好ましいものでした。
地元の方も地域の文化資源については意識されていると思います。一緒にこの文化資源を磨いていけたらいいなとおもいました。
岩 井














