
芸術文化施設論の第2回目授業がありました。
2015.10.14(水)学生54名
「芸術文化施設」と聞いて、私が思いつくものは以下ですが、学生のみなさんはどうだったのでしょうか。ー美術館や博物館、劇場、ホール、道後温泉の内子座のような〇〇座、寄席、図書館、伝統工芸館、水族館、彫刻公園ー。
今回取り上げられたのは美術館です。アメリカの美術館は、自らのアイデンティティをヨーロッパにつなげる、ヨーロッパとつなげることで、自らをその末裔なんだと位置づけることが目的であるとのことでした。

ホワイトキューブととうでない美術館の違いは。


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フィラデルフィア美術館↓を先生が訪問した時の様子↓

マルセルデュシャンの1917年の作品、「泉」は、「アートってなんだっけ」という問い直しを世に与えたということです。
アートは製作という行為ではなく、アートは認識する行為ということを打ち出しました。
藤原先生は東京芸術大学大学院にいた時、とうのよしあき先生から、フィラデルフィア美術館にデュシャンの作品群があることを聞き、ずっとこの美術館を訪問したいと思っていたそうです。そして、数十年後、ここを訪れ、テデュシャンの作品群を見て、7時間程もこの美術館に滞在したということでした。
また、デュシャンのボトルラックという作品は本体を見るのではなく、その影を見るということです。

↑フィラデルフィア美術館のエデュケーターによるギャラリートークの様子の写真。参加者との会話・対話が重視されるとのことです。この自転車の車輪のように見える作品をどのようなものに例えるかという問いに、参加者からは「私の人生!」という反応が返ってきたそうです。
エデュケーターによるアウトリーチではこの空間にいることの意味を知ることができます。
偶然があなたの人生にはどのくらいあるかー問いかけの空間。違和感だけを持ち帰るのではなく、問いかけの空間にする。
バウハウスで講師をしたパウルクレーやヴァシリーカンデンスキーの抽象絵画も紹介されました。
ヨーゼフボイスの作品も紹介されました。彼は作品のテーマをフェルト、蜜蝋、ソリにしていたとのことです。
また、芸術を社会化してゆく社会美術という概念を建てました。
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下はドイツ、ベルリンのブランデンブルク門近くのホロコースト記念碑とユダヤ人博物館の紹介です。

↓の通称ホロコースト記念碑は、ピーターアイゼンマンの設計。 芸術文化施設とは何でしょうか?
ホワイトキューブのみをさすのでしょうか。

↓ユダヤ人博物館もあります。

私は芸術文化施設は、都市の文化度・健全さを示すバロメーターくらいにしか思っていなかったのですが、
先生の紹介した様々な例から、芸術文化施設とは、人間の営みを芸術により時間の流れの中に記述し、常にそれが、逆に私たちに問いかけをしてくることを許容する空間だと思うようになりました。
岩 井














