
(写真左は子供たちとデザインを話す建築家の岡大輔さん)
「子どもがつくるまちミニふくおか2015」の子ども実行委員会に参加してきました。13:00~17:30に及ぶ会議でしたが、小学生から高校生までの参加者はみなさん自分のやりたいこと考えるべきことに積極的に取り組んでいました。

「ミニふくおか」とは、2012年度より始まった福岡市の事業で、仮想の街の中で子供たち自身が住民となり、生活を営み、新たな空間やシステムをつくっていくことで多様性あふれる創造的なまちをつくっていく遊びです。創造力が溢れ、自由なまちミニふくおかを通して、子どもが自らで考え伝える力を育成するとともに、自らの暮らすまちへの関心を持ち、福岡市のまちづくりへの参画意識を醸成する契機とすることが目的です。
ミニふくおかはドイツのミュンヘン市で行われている「ミニ・ミュンヘン」をモデルとしているということで、まちの定義として、・市役所、ハローワーク、銀行がある ・起業することができる ・3日間だけ運営される ・働いたら給料(通貨)がもらえる ・税金を納める。
今年のミニふくおかは、2015年8月25日(火)、26日(水)、27日(木)の3日間、9:30-17:00まで、九電記念体育館で開催されます。
昨年の例では、3870人から往復はがきによる申込みをうけ、抽選で参加者を決定し、参加証を送付。1日平均500人の子ども一般参加者、40名の子ども実行委員、30名の本部スタッフ、ボランティアスタッフ70名他で運営されます。5月の連休中から既に活動は始まっており、ティピーというものをつくったり、発掘をしたりしたということで、その後、まちつくりの専門家とともに今年の「ミニふくおか」のテーマを決めたということです。


今年のテーマは「きらめく大夢(Time)あふれるミニふくおか~新しい自分に出会うまち~」で、まちづくり以前に場面設定があるそうで、それは、「滅亡した星から新しい星に移住し、そこで何をするのか?その星ではどんなまちをつくるのか?」です。昨年を踏襲することなく、今年は今年で何をしてもいいということです。










↑中学生リーダーとの打ち合わせ。↓その後、小学生や新しい参加者、親への説明。

昨年の様子と今年の第1回目の様子。






スタッフとボランティアの紹介。

ミニふくおかでするのは7つの職種です。5月から参加していた子供たちは学習会や体験を通して、大学、イベント、お店、飲食、メディア、公共、都市計画にわかれていますが、今回から参加の子どもたちは本日が初めてのミーティング。自分のしたいお店を希望したところ、飲食に偏ってしまいました。







7つの職種に分かれた後も更に、その一つ一つを支えるため、仕事環境をよくするための役割がありました。




私は都市計画班に入れてもらいました。↓ この班でいろいろ教えてくれた岡大輔さんは建築家で、ミニふくおかの第1回目のワークショップで遺跡発掘ワーックショップをしました。


各班はまず、テーマを決めます。







都市計画班はこれになりました。↓

都市計画班は、50分の1で人の形を切りとり、実際の体育館と人の大きさを理解するところから始めました。



7つの職種をどのようにはいちしたらいいかを考えます。




テーマが「歴史を感じ新しい発見をする」なので、それをどのように扱うか。

設定が「新しい星でのまちづくり」ということなので、自由な発想でいいのです。テレビやマスコミの影響を受けてしまいそうですがそうではない発想をすることが重要で、どこかで聞いたことは極力しないようにします。また、岡さんによると、わかりやすいだけのまちづくりではつまらない、何かビックリするようなのがアチコチに有る方が楽しく発見ができるのではないかとのことで、「なんだこれは?!」が散らばっていて、古いものと新しいものの両方を発見し、混じり合うことでテーマに帰るということです。新しい発見とは、自らに関しての発見で、それを体験することで成長につながるというのです。まさしくその通りですね。

できたものは皆の前で発表します。







各班のテーマとすることの発表を終え、これで本日の会議は終わりです。次回は具体的な作業が入ってきます。↓はリーダーさんたち向けミーティング。

スタッフの中には小学生にこのような「目」を描かれ、全てが見通せるようになった人もいました。


「あいれふ」周囲にあるアート作品は草間弥生↓とキースへリングということです。

キースへリング↓。

初めて、子どもたちの主体的意志が際立つ「ミニふくおか」の会議に参加して、非常に子どもたちの意志を感じました。それは決してまちづくりという協調性を持った大きな概念ではないかもしれませんが、お店屋さんをしたいとか、新聞を作りたいとか、飲食店をしたいとか主体的なものでした。そして、このような希望を個人で終わらせず、ミニふくおかという規模に上げて、遊びで終わらせず、他者の中に子供たちを入れ考えさせながら行動させ、教育的機能を持たせると同時に、まちづくり参画へのキッカケを作ったことが意味ある取り組みだと思いました。次回も可能な限り参加し子どもたちの心からまちづくりのアイディアを学ぼうと思っています。
岩 井














