福岡県大牟田市甘木山にて、二十周年 徴用犠牲者慰霊碑式典に参加しました。
幕末明治以降、日本は石炭をエネルギー源としておよそ半世紀余りの短期間に
急速な近代化を成し遂げました。あらゆる原動力となった石炭は全国の産炭地で
産出されましたが、なかでも福岡県大牟田市・熊本県荒尾市にまたがる三井三池
炭鉱は、わが国最大の炭鉱として発展しました。一方で、第二次世界大戦中には
朝鮮半島、中国の方々や欧米人捕虜の方々が強制徴用によって苛酷な労働を強いられ
多くの命が失われています。甘木山の徴用犠牲者慰霊碑は、朝鮮半島から強制徴用
され亡くなられた方々の御霊を慰めるために1995年、民団大牟田支部の兎判根
(ウ バングン)氏を中心とした活動によって設立されました。
今年2015年は、慰霊碑設立から20周年を迎えます。今年も在日コリア大牟田が
主催となり、一つの節目となる慰霊式が開催されました。

研究室の張さんも参加してくださいました。朝鮮人労働者が故郷を想い
馬渡社宅の壁面に書き残された歌と絵が、石碑になっています。
甘木公園にある慰霊碑は、兎さんの15年に渡るご尽力によって設立されました。
犠牲者の方々の出身地である京畿道で碑が作られ、敷地の一部は大牟田市が
無償提供し、碑の建設費用は三井の関連企業によって全額負担されています。
セレモニーは、前夜の雨の影響で近隣の福祉施設、大牟田ハイツで開催され
ました。献花、黙礼ののち、碑文朗読、主催者挨拶、韓国総領事館や民団中央
本部、民団福岡本部や大牟田市長の来賓挨拶をいただき、懇親会が行われました。
式典には大牟田市のみならず、久留米、福岡、東京等からも参加者が集っており
この歴史を両国の人々が協力しあって伝えていこうという関係が改めて築かれて
いました。近年、炭鉱遺産に対する評価は高まりを見せていますが、正負両方の
歴史と丁寧に向き合い、日韓両国の友好的な関係をこの地だからこそ築いていく
ことが必要であると感じました。 
堀さんによる碑文朗読
河智香さんによる来賓挨拶
がまだす手鎌、大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブの藤木さんによる
スピーチ
献花・献杯
その日の18:45〜NHKニュースにて放送されました。
さらに明日からも、がまだす手鎌が主催する「世界遺産を目指す三池炭鉱の
歴史を考える学習会」が行われます。
実施日 : 平成27年4月6日(月) 18:00~20:00
会 場 : 大牟田市職員会館3階2・3会議室
演 題: 「在日外国人の人権と地方参政権」
講 師: 民団中央本部 河 政男( ハ・チョンナム )事務総長
実 施 日 : 平成27年4月12日(日) 18:00~20:00
会 場 : えるる2階 小研修室
演 題: 「聞き取りによる三池炭鉱の強制徴用の実態」
講 師: 民団大牟田支部 禹 判根( ウ・バングン )団長
参加費は無料です。事前申込みも不要です。
どうぞ、当日会場へお出かけください。
國 盛

















