今年も藤原研究室では新入生歓迎踏査として、天草牛深ハイヤフィールドワークが行われました。
藤原恵洋教授藤原旅人(修士2年 幹事)
國盛麻衣佳(博士3年 幹事)
馬麗な(博士3年 中国人留学生)
岩井千華(会計)
佐藤忠文(報告書編集長)
Jim Kuma(中国・ニュージーランド人留学生)
久保晶(踊り隊 学部4年生)
平川耕輔(学部4年)
蒔田真弓(学部4年)
朱 霊犀(修士2年 中国人留学生)
楊 寧(博士2年 中国人留学生)
朴 イエスル(学部4年 韓国人留学生)
日本、中国、韓国、ニュージーランドと多国籍な九大チーム、結成20年となる丸尾會
のメンバーとして参加し、ハイヤを踊り天草の地域に体と心で入っていく踏査です。
参加の目的
・地域社会の様々な課題を知ること・ハイヤ踊りを会得することで自分の得意技を身につけること
(ふ印研究室は唄って踊れる研究者を目指しています!!)
・実際に丸尾會のメンバーとの交流を行うことでフィールドワークの
「フ」の字を学ぶこと・毎年行われているハイヤの在り方を考えてみよう
・新年度初のフィールドワークなので藤原研でも交流を深める
スケジュール
4月19日(金)
午後2時~ 九大バスは大橋キャンパスを出発、午後6時半に牛深市着。
午後7時~9時半 牛深総合センター開催「輝けハイヤの競演」鑑賞
午後9時半 バス乗車 下田温泉 公民館宿泊 温泉入浴+古賀源にて交流会
午後11時~ 深夜 ハイヤ練習
4月20日(土)
午前8時 朝食 公民館清掃片付け
午前9時 バスにて高浜地区へ 上田家より高浜トランセクトウォーク
午前11時 高浜から本渡町本渡馬場 丸尾焼へ移動
正午 丸尾焼到着 昼食
午後1時 合流 練習・仕上げ 衣装着替え・化粧
午後3時 牛深へ移動
午後4時 牛深八幡宮 道中安全祈願
午後5時 牛深市内 丸尾會拠点
午後7時~8時半 ハイヤ総踊り(牛深総合センターにて)
午後9時 とうみ食堂にて打ち上げ
午後12時 宿泊
4月21日(日)
午前8時 牛深温泉センターにて温泉
正午 道中総踊り用意
午後1時~2時半 ハイヤ総踊り(道中踊り)
午後2時45分~3時35分 総踊り花車コンテスト審査結果発表・講評
午後4時 九大バスにて丸尾焼へ
午後5時 丸尾焼 着替え、衣装整理、片付け
午後6時 丸尾會へご挨拶・出発
午後10時 福岡 大橋キャンパス帰着・解散。
丸尾焼とは
天草にて1860年代操業の窯元で、西日本最大の売り上げを誇る若手作家による
陶芸集団を中心としています。代表は金澤一弘氏。毎年秋の大陶磁器展も
金澤氏が代表となり開催をされています。
くまもとアートポリス事業で建てられた拠点はとても美しく、また季節に応じた
器が所狭しと並んでいます。
牛深ハイヤとは
九州では南風のことを「ハエの風」と呼び、「ハエの風」が「ハエヤ」になり
やがて「ハイヤ」と呼ばれるようになりました。昔から天草の漁場では南風が吹くと
雨が降りやすく、海が荒れて出航できなくなります。漁師はこのシケの時に
風待ちの酒盛りをし、宴の席で良く唄われていたそうです。
江戸時代は船頭は一晩中唱うことが義務づけられていました。船頭はの唄を仕入れる
格好の時としてハイヤを取り入れたそうです。
ハイヤのリズムは全国で今もつたわるサンコ踊り、どじょう踊り、よさこいなどの
40もの踊りのルーツとなっています。
まずは前夜祭としてハイヤ競演を鑑賞。高校生から職場チーム、保存会の方々の熱気
溢れる競演を鑑賞。自分たちも踊りたくなるように軽快なリズムに体をゆらし
楽しみました。

高浜の観光大使、中川みどりさんも駆けつけてくださいました。
差し入れおごちそうさまでした。
夜は牛深で古賀源一郎さんにお世話になり、湯の華温泉で入浴したのち「とと源」
にておそい夕食をいただきました。
それから公民館に移動し、踊りの最終チェックをします。丸尾會の方々が駆けつけて
下さり、日々練習した成果もあって短時間で終了。明日に備えて就寝です。
翌朝は手作りのサンドイッチをバスの中で食べながら、高浜地区のトランセクト
ウォークを行いました。
藤原研究室は高浜にて、リデザインワークショップという、現地滞在型のデザイン
ワークショップを中心に、高浜の地域再生に関する研究を行っています。
参加者には日本全国スギダラケ倶楽部の方々、内田洋行、パワープレイス、サムスン
ジャパンのインターンシップなどなど、プロの方々が揃うハイレベルなものです。
今年7月にも開催されることもあって、予習をかねて町並みを見て回りました。
美しい白鶴浜 気持ちのよい風と景色に、自然と笑顔になります
午後は早速牛深ハイヤ!と意気込んでいたものの、身支度をする頃から雨が…。
皆一同道中祈願をしていただいた後、牛深総合センターにて競演参加となりました。
なんとステージに上がって踊ることができるのです。舞台へあがるのはほんの
わずかな時間ですが、このような体験は滅多にできるものではありません。
丸尾會の方と隊列を組み、緊張を胸に、いざ光り輝くステージへ…!
競演終了後は近隣のとうみ食堂で大宴会!
皆が一体になること、今日踊り足りなかった気持ちと、明日の道中総踊りへの
意気込み全てを含んで、延々と踊り、歌い、それぞれ個性際立つ踊り
を披露しました。明日に向けて気合十分です。
21日、地元の美味しいパン屋さんのパンを朝食にいただき、やすらぎの湯で温泉に
入り体を清めます。衣装に着替え、牛深公園で早めの昼食を取り、いざ道中総踊り。
とうとうやってきました道中総踊り!
昨夜の豪雨はいずこ、高い空と熱気を感じる快晴に恵まれました。猛る男性陣、
麗しく変身した女性陣、大きな丸尾會の旗のもと想い想いに踊ります。メンバーの
気持ちを感じながら観客に元気を振りまくような気持ちで舞いました。
あっというまの2時間、筋肉痛は2日以上!?みなさんお疲れさまでした。
昨年のさわやか賞受賞に続いて、今年はなんと大漁賞をいただきました。
全員で踊り終えたこと、今年も丸尾會の方々と親交できたこと、天草の伝統文化を
感じること、自らが発信すること。
様々なアクシデントもありましたが、得たものももちろん大漁です。
今年も無事にハイヤに参加できたこと、天草で多くの方々にお世話になることで
学生はこのような貴重な体験を得ることができました。
みなさま本当にどうもありがとうございました。
ハイヤ参与踏査は報告書にとりまとめ、お世話になった方々を中心に
お返ししてゆきたいと思います。
D3 國盛





































