7月1日から一ヶ月間、研究室に1年間カリフォルニア工科大学から
交換留学生として所属していたジョン・マーティン・トゥブルス君が再び日本に
来てくれました。9月からハーバード大学院、建築学科へ進学することが決まった
john君。ふ印研究室での怒濤のフィールドワークから沢山の経験と知見を受け、
それらが大きな力になったそうです。一ヶ月間は藤原先生招聘の特別講師として、
はるばるロサンゼルスから来日。数々の授業でのゲスト講師を務めてくださいました。
そんな彼と藤原研究室メンバーとの交流のあれこれを、ご報告したいと思います。
7月28日の夜、九州大学公開講座「阿久井先生と行く軍艦島フィールドワーク」
から帰福後すぐに、卒業生でデザイナーの村上英峻さんと天神で再会。
村上英峻さんは学部生の時から大名のアートセンター、紺屋2023でスタッフを務め
現在は同代表の管轄のデザイン事務所で働いている卒業生です。
修士時代の1年間はオランダのユトレヒト大学に留学し、デザインやプロジェクトを
企業との連携プログラムの中で実践を積まれてきました。2012年の春からは、
紺屋2023に拠点を持つデザイン事務所、HIQU DESHIGNでデザイナーとして
お仕事をなさっています。パッケージデザインやポスターなどを手がけるそうで
将来は編集デザイナーになりたいとのこと。
「雑多な情報を整理して1つの方向性が伝わる紙面をなんらかの形で作りたい」と
おっしゃっていました。英峻さんのご案内で大名のバーに行き、近況報告など
話に花が咲きました。
|L.A. → BOSTON
johnくんは長らく暮らしたロサンゼルスから、ボストンへ引っ越しをしたそうです。
一軒家に三人でルームシェアをしています。同じ大学の建築科で、3つ下の23歳。
johnくん曰く「ちょうわかい」。早速ピクニックに行ったり、バーに行ったりと
親交を深めているようです。
彼はカリフォルニア工科大学の卒業制作は「フィリピンの都市墓地に不法居住する
低所得者層の両義的な居住観に基づいたスラム改良計画」というものでした。
低所得と防犯を理由にお墓に住む住民に対する住宅の設計です。
新しい家の近くには偶然お墓があるそうです。
スーパーの近くのお墓
candy houses
|あなたは人を見下しますか?
johnくんは出会う人出会う人に好かれる、とてもピースフルな人です。聡明だけれど
チャーミングな彼は人と接することに対しても真剣です。会話の中であれこれ聞いて
はっとしたことが2つありました。
國盛:「人を見下したりしないの?私は時折していると思う。その大抵は、その人が
くだらないわけではなくて、自分を守るための良くない方法をとっている時で
そういう自分は本当に嫌い。」
John君:「いつも人を見下さないようにベストを尽くすよ。自分にだって欠点は
あるし...。自分に才能があるわけでもないから、常にベストを尽くすだけだよ。」
| インスピレーション
國盛:「johnくんはよくインスピレーションって言葉を口にするけれど、
それの何が大事なの?どうしてそんなにいろいろ経験しようとするの。
私は ’すべてを許すには、すべてを知ること’ という言葉を本で読んで
その影響はあると思う。世界を受け入れて肯定したいのが一番。経験することや
知ることは正しい判断をくれるし、私の嫌いな不安な気持ちもなくしてくれるしね。」
John君:「インスピレーションがあったら、何でもできるよ。いろんなことが
大丈夫になる。いつも楽しくいられる。難しいことは優しくなる。心をオープンに
すれば、あたまもオープンになる。だからインスピレーションが大切なんだ。」
短所の克服やネガティヴからの開放に限らず、人と一緒に幸福になる生き方を
追求するjohn くんの姿勢が見える言葉達でした。

D3 國盛
















