月曜日5限の大学院授業「芸術・文化環境論」では「ブラウンフィールドから
クリエイティブシティへ」というテーマのもと藤原先生の教鞭により
展開されています。様々な問題孕む場所、環境、コミュニティを見つけ出し、
関係者の主体的・創造的なアート活動によって再生を試みる活動を知り、
研究するものです。
4月からスタートした授業も、数々のフィールドワークやゲスト講師による
授業も終え、現在は受講生自らによるブラウンフィールドの発見と調査、
提案が行われるクライマックスを迎えています。
受講生がひとりひとり、「私にとってのブラウンフィールド」を挙げ、
プレゼンテーションをし、共通するテーマでグループ編成をしています。
ブラウンフィールドに対する視点は4つに分類されました。
場所 [公共ホール、炭鉱遺産、商店街空き店舗など]
コト [アートフェスティバル、地域振興、産学連携など]
モノ [伝統工芸、地域の特産品など]
人 [コミュニティの再生、不登校、自殺者やホームレスの問題]などです。
現在は3つのグループを編成し、実践的調査・研究を行うためのテーマや関心事をブレーンストーミングを繰り返しながら深めています。
場所班
衰退する商店街の再生に着目した場所班。最も衰退している商店街とは
どういった場所なのか?問屋街・市場・専門店街などに分類し、飲食や
市場などではない二次産業の集中した商店街の衰退に着目。久留米や二日市、
北九州の商店街に注目し、商店街に設けられた広場の機能や集客のための
企画などの仕組みをリサーチ予定としている。

人班 [チーム飛雄馬]
ホームレスなど人の暮らしに関心が強まるが、人の暮らしを司っている
建築に注目するようになった。7月6日にはすでに第1回リサーチを実施済み!
授業では福岡市大名にあるアートセンター大名の紺屋2023にて管理者インタビュー、
中洲川端商店街のリサーチの報告などを発表。今後も古いアパートなどを
アートセンターとして運営している当事者へのインタビューを重ね、
井尻の商店街など新しいブラウンフィールドに活用する提案を行う予定。
熊本県玉名市にある廃映画館「ニシキ館」に着目。趣深い場所であるので、
一部の人にとっては隠れた名所となっている。近年急激に地域再生した
イメージがある玉名市をフィールドに、ニシキ館をひとつのきっかけと
したリサーチを予定。
授業はグループごとの興味関心が深まっている様子がありありと感じる
時間となっており、熱気を帯びた議論がくり広げられています。グループワークが
上手くいく理由に、受講生がブラウンフィールドやアートの可能性を授業の中で
情報として沢山蓄積し、フィードバックシートを通して思考を深め、
実際にフィールドワークに赴く経験をしていることでヴィジョンや方向性が
共有しやすいところにあると思います。
とても意義深い授業だと、アシスタントの立場からでも強く伝わってきます。
どの班の活動も興味深く、発表を楽しみにしています。

















