2010年度後期公開講座
[建築探偵シリーズその3]近代化遺産vs世間遺産
公開講座一大イベントともいえる修学旅行、鹿児島フィールドワークについての報告です。
11月27日(土)~28日(日)に、天気にも恵まれ、無事に修学旅行が開催されました。
今回の地は、幕末から日本の近代化に大きな役割を果たした鹿児島です。
そして、後期公開講座の第3回でご講義いただいた東川隆太郎先生の本拠地でもあります!!
今回の踏査でも、東川先生には現地講師として鹿児島をご案内いただきました。
公開講座受講生の皆さま、藤原研究室の学生たち、総勢36人の大旅行です。
【1日目:11月27日(土)】
初めに訪れたのは仙巌園です。
1658年島津光久が別邸として構えたものです。桜島を眼前に磯御殿と広大な庭園が残っています。
その隣接地には、島津斉彬が集成館と名付けた工場群を築きました。
現在は尚古集成館という島津家の歴史資料館となっており、島津家の歴史を展示や映像などを通してみることができます。
尚古集成館館長の松尾千歳先生に仙巌園と、尚古集成館をご案内&ご解説いただきました。
日本の近代化にあたり、薩摩のそれまでの情報収集と工業における研究と鍛錬が、大きな動力となっていた・・日本最初の工業地帯は鹿児島だった!というお話しには目からうろこの思いでした。
濃厚なお話しとともに、復元された大砲や、今でも残る反射炉跡などを実際に目にして、その歴史の大きさに圧倒されました。
途中、東川先生も合流し、仙巌園を回りながら、桜島の夕景色を堪能しました。
その後は宿のある鹿児島市中心部、天文館界隈に行きました。
自由散策したり、温泉へ向かったりと各々鹿児島の繁華街を楽しみました。
先生はじめ一部の参加者は、マルヤガーデンズへ。
ここは、2009年に閉店した旧三越鹿児島店をリノベーションし、2010年にオープンした複合商業施設です。
ちょうど「Ash Satsuma Design & Craft Fair 03」という、鹿児島で活躍中のデザイナーやクラフト作家の作品やプロダクトの展示・販売が開催されておりました。
夜になり、いよいよ懇親会、大宴会の始まりです!
豊年満作という、工事現場の足場のような鉄パイプが並ぶ、一風変わった大衆居酒屋に行きました!
ここできびなごの天ぷらやさつま揚げなどの郷土料理も頂きながら、一同大いに盛り上がりました。
その後は、さらにおいしいものを求めて各々夜のまちへ・・・
おいしいと評判のラーメン屋へもみなさん行かれたらしいです!
【2日目:11月28日(日)】
昨晩の大宴会もなんのその、1日目の近代化遺産の旅に引き続き、2日目は鹿児島、世間遺産の旅が始まりました!
まず訪れたのは、鹿児島市庁舎・・ではなくそのすぐ前の名山町界隈です。
ここには一昔前の酒場街のような雰囲気が残っています。
細い路地と間口の小さな家々が並びます。
まず紹介されたのが公衆トイレ!!なんとここは1階が公衆トイレ、2階が公民館という建物です!
散策はどんどん進みます。
次々に不思議なものたちと出会い、異様な盛り上がりのなか、着いたところは市川先生の基地である、「かごしま探検の会」事務所です!
入口には、鹿児島の地図があり、東川先生がそのとき訪れている箇所にマークをするそうです。離島は軒の裏板部分まで広がっていました。
さらにこの事務所、2階が傾いております。
会談すぐ横のある場所に立つと、普段感じない重力を体験できる!!ということで、受講生の皆さん、列をつくりました。順番に行かないと大変なことになるかもしれないので・・
その後、手作りカイロをつくるというおばあさんや、とっても美味しい奄美の黒糖を販売しているお店ににも出会いました。
まだ朝も早い時間でしたが、不思議でなんだか愛くるしいものたちと出会って、エネルギーをもらって次の地へと向かいました。
次は石橋記念公園にきました。
ここには江戸時代末期につくられたアーチ石橋が5つ現存しております。
東川先生はなんと以前、地質学を学んでいらっしゃったと判明!
石橋の材料の石を見て、どこから持ってきたいつの時代の石か、ということがわかるということで、その知見の奥深さに一同感激しました!!
石橋記念館には、アーチ石橋の歴史、作り方から世界の石橋のことまで紹介してあります。
実際にアーチ橋を作ってみようというコーナーでは、受講生の皆さん、私も含めて大いに楽しみました。
昼食の為訪れたのは、奄美の里という、奄美の自然や文化、再現された庭園などが楽しめる施設です。
ここで頂いたのが奄美のおもてなし料理の「鶏飯」。
ご飯に鶏ささみや錦糸卵、海苔などの具材を好みの量とって、アツアツの鶏がらスープをかけて頂くものです。
ご飯もスープもお代わりしながら、おなかいっぱい堪能しました!
いよいよ、この学外演習も残り僅かとなって訪れたのが、谷山塩谷町地区です。
東川先生いわく、観光では絶対にこないような場所、とのこと。。
何があるのかを知らないまま、一行は細い路地をどんどん進んで行きました。
古い小屋。今は駐車場のようにも利用されてます。
ここに残っていた漁に使っていたような道具や農機具に注目が集まります!
ちょっと前の、人々の暮らしそのものを観ることができました。
その後も「伝・豊臣秀頼の墓」や公演に残った石塚、さらには本物のリアリィ・リアリィ・フリーマーケット的な軒先の市(!?)等など、数々の世間遺産を体験していきました。
最後に鹿児島駅にてお土産を手に入れ、鹿児島の地を後にしました。
帰りのバスの中では、これまでの公開講座を振り返り、参加者みんなで感想を伝えあい、ここでまた話に花をさかせて和気あいあいと帰路につきました。
今回の鹿児島フィールドワークでは、それまであまり実感したことのなかった鹿児島の歴史の重みを、深深と感じました。
私は熊本出身ですが、お隣の県であっても恥ずかしながら鹿児島のことをほとんど知らなかったのだと思いました。
薩摩藩から現在まで脈々と続く歴史とその誇り、それを体感できて大変勉強になりました。
また、東川先生とご一緒にまちまちを歩きまして、世間遺産への熱い思いと、それを本当に楽しんでいらっしゃる様をみることができたこと、本当にうれしく思います。
これまで学校で学んだ歴史とはまったく別の、人々の生活の歴史を体を通して掴んでいくというやり方は、とても学ぶのところがありました。
このような貴重な体験ができ、本当に良かったです。
また、受講生の皆さまのあたたかいご理解とご協力があり、これまで無事に公開講座を修了することができました。
この踏査を通じ、つくづくそれを実感し、大変ありがたくおもいいたみました。
公開講座では、たくさんの歴史や価値観等との出会いでもありましたが、人々との出会いでもありました。
受講生の皆さま方、踏査先でお世話になった方々、多くの方からのご協力と、そのふところの大きさに感銘を受けた次第です。
得るものがたくさんあった講座でございました。
追伸:
パソコンの不具合か、写真がうまくアップできませんでした。
後日改めて追加致しますので、申し訳ございませんがご了承ください。
(M1 北岡慶子
初めに訪れたのは仙巌園です。
1658年島津光久が別邸として構えたものです。桜島を眼前に磯御殿と広大な庭園が残っています。
その隣接地には、島津斉彬が集成館と名付けた工場群を築きました。
現在は尚古集成館という島津家の歴史資料館となっており、島津家の歴史を展示や映像などを通してみることができます。
尚古集成館館長の松尾千歳先生に仙巌園と、尚古集成館をご案内&ご解説いただきました。
日本の近代化にあたり、薩摩のそれまでの情報収集と工業における研究と鍛錬が、大きな動力となっていた・・日本最初の工業地帯は鹿児島だった!というお話しには目からうろこの思いでした。
濃厚なお話しとともに、復元された大砲や、今でも残る反射炉跡などを実際に目にして、その歴史の大きさに圧倒されました。
途中、東川先生も合流し、仙巌園を回りながら、桜島の夕景色を堪能しました。
その後は宿のある鹿児島市中心部、天文館界隈に行きました。
自由散策したり、温泉へ向かったりと各々鹿児島の繁華街を楽しみました。
先生はじめ一部の参加者は、マルヤガーデンズへ。
ここは、2009年に閉店した旧三越鹿児島店をリノベーションし、2010年にオープンした複合商業施設です。
ちょうど「Ash Satsuma Design & Craft Fair 03」という、鹿児島で活躍中のデザイナーやクラフト作家の作品やプロダクトの展示・販売が開催されておりました。
夜になり、いよいよ懇親会、大宴会の始まりです!
豊年満作という、工事現場の足場のような鉄パイプが並ぶ、一風変わった大衆居酒屋に行きました!
ここできびなごの天ぷらやさつま揚げなどの郷土料理も頂きながら、一同大いに盛り上がりました。
その後は、さらにおいしいものを求めて各々夜のまちへ・・・
おいしいと評判のラーメン屋へもみなさん行かれたらしいです!
【2日目:11月28日(日)】
昨晩の大宴会もなんのその、1日目の近代化遺産の旅に引き続き、2日目は鹿児島、世間遺産の旅が始まりました!
まず訪れたのは、鹿児島市庁舎・・ではなくそのすぐ前の名山町界隈です。
ここには一昔前の酒場街のような雰囲気が残っています。
細い路地と間口の小さな家々が並びます。
まず紹介されたのが公衆トイレ!!なんとここは1階が公衆トイレ、2階が公民館という建物です!
散策はどんどん進みます。
次々に不思議なものたちと出会い、異様な盛り上がりのなか、着いたところは市川先生の基地である、「かごしま探検の会」事務所です!
入口には、鹿児島の地図があり、東川先生がそのとき訪れている箇所にマークをするそうです。離島は軒の裏板部分まで広がっていました。
さらにこの事務所、2階が傾いております。
会談すぐ横のある場所に立つと、普段感じない重力を体験できる!!ということで、受講生の皆さん、列をつくりました。順番に行かないと大変なことになるかもしれないので・・
その後、手作りカイロをつくるというおばあさんや、とっても美味しい奄美の黒糖を販売しているお店ににも出会いました。
まだ朝も早い時間でしたが、不思議でなんだか愛くるしいものたちと出会って、エネルギーをもらって次の地へと向かいました。
次は石橋記念公園にきました。
ここには江戸時代末期につくられたアーチ石橋が5つ現存しております。
東川先生はなんと以前、地質学を学んでいらっしゃったと判明!
石橋の材料の石を見て、どこから持ってきたいつの時代の石か、ということがわかるということで、その知見の奥深さに一同感激しました!!
石橋記念館には、アーチ石橋の歴史、作り方から世界の石橋のことまで紹介してあります。
実際にアーチ橋を作ってみようというコーナーでは、受講生の皆さん、私も含めて大いに楽しみました。
昼食の為訪れたのは、奄美の里という、奄美の自然や文化、再現された庭園などが楽しめる施設です。
ここで頂いたのが奄美のおもてなし料理の「鶏飯」。
ご飯に鶏ささみや錦糸卵、海苔などの具材を好みの量とって、アツアツの鶏がらスープをかけて頂くものです。
ご飯もスープもお代わりしながら、おなかいっぱい堪能しました!
いよいよ、この学外演習も残り僅かとなって訪れたのが、谷山塩谷町地区です。
東川先生いわく、観光では絶対にこないような場所、とのこと。。
何があるのかを知らないまま、一行は細い路地をどんどん進んで行きました。
古い小屋。今は駐車場のようにも利用されてます。
ここに残っていた漁に使っていたような道具や農機具に注目が集まります!
ちょっと前の、人々の暮らしそのものを観ることができました。
その後も「伝・豊臣秀頼の墓」や公演に残った石塚、さらには本物のリアリィ・リアリィ・フリーマーケット的な軒先の市(!?)等など、数々の世間遺産を体験していきました。
最後に鹿児島駅にてお土産を手に入れ、鹿児島の地を後にしました。
帰りのバスの中では、これまでの公開講座を振り返り、参加者みんなで感想を伝えあい、ここでまた話に花をさかせて和気あいあいと帰路につきました。
今回の鹿児島フィールドワークでは、それまであまり実感したことのなかった鹿児島の歴史の重みを、深深と感じました。
私は熊本出身ですが、お隣の県であっても恥ずかしながら鹿児島のことをほとんど知らなかったのだと思いました。
薩摩藩から現在まで脈々と続く歴史とその誇り、それを体感できて大変勉強になりました。
また、東川先生とご一緒にまちまちを歩きまして、世間遺産への熱い思いと、それを本当に楽しんでいらっしゃる様をみることができたこと、本当にうれしく思います。
これまで学校で学んだ歴史とはまったく別の、人々の生活の歴史を体を通して掴んでいくというやり方は、とても学ぶのところがありました。
このような貴重な体験ができ、本当に良かったです。
また、受講生の皆さまのあたたかいご理解とご協力があり、これまで無事に公開講座を修了することができました。
この踏査を通じ、つくづくそれを実感し、大変ありがたくおもいいたみました。
公開講座では、たくさんの歴史や価値観等との出会いでもありましたが、人々との出会いでもありました。
受講生の皆さま方、踏査先でお世話になった方々、多くの方からのご協力と、そのふところの大きさに感銘を受けた次第です。
得るものがたくさんあった講座でございました。
追伸:
パソコンの不具合か、写真がうまくアップできませんでした。
後日改めて追加致しますので、申し訳ございませんがご了承ください。
(M1 北岡慶子














