こんにちは。
藤原研究室学部4年の小井塚ななえです。
今回は、11月5日に天草で行われた天草世間遺産展・シンポジウム&街歩きを通して考えたこと、
感じたことをレポートします。
今回の展覧会に先立ち、藤原惠洋先生をはじめ、藤田洋三さん(写真家 おセッカイ探検隊創設者)
東川隆太郎さん(NPO法人かごしま探検の会 理事長)、金沢一弘さん(陶芸家 丸尾焼5代目)、
天草の方々、日田のタカクラさん、そして藤原研究室メンバーが、天草のまちを歩き、
「風景・人・歴史・音・思い」など天草の魅力を発掘する作業を行いました。
5日のシンポジウムでは、はじめに、長年、左官の手仕事や農村の生活、更に近代化遺産や土木遺産等を
被写体に写真家として活躍された藤田洋三さんが、独自の視点で天草を歩き見つけた魅力について
お話されました。

キリシタン・天草石・陶芸・軍艦島・漁村文化・貿易
など、多様なキーワードが次々に出てくるため、
私も含め会場の皆さんが一時、混乱することもありましたが、
最後には「天草のくらし」に語りが終焉していく様子は、
非常に興味深いものでした。
展覧会・シンポジウムが行われた天草本渡のポルトには、市民の方をはじめ県内外から多数の参加がありました。日頃は何気なく見てきた風景が写真という形で終結している会場の様子は、非常に不思議な空間でした。
海の風景、近所のお宅の庭先、タイル、道端の石碑、神社の柱、謎の聖マリア像・・・・。
発掘された世間遺産が、藤原先生、そして藤田洋三さんの語りによって、歴史や人の暮らしと
結びつけられていく様子は実に知的でかつ深く、モノや風景の静かな声を代弁しているかのようでした。

世界でも社会でもない「世間」という隙間に、私たちが気付いていない魅力や面白さがあるということを
知りました。まちづくり、町おこしといったものでもなく、もっと深い次元で、「まちの主体になれる!」
そんな力を感じました。














