鳥取県 にある日本初の旧円形校舎「明倫小学校」は建設されて50年以上経ちます。
そこで、打吹山の民話にちなんだ「メイリントーン音楽祭」2010年11月13日に開催されます。本番前の準備のサポートをアーティストの中村絵美さん(北海道教育大学4年生)の元で、
7日~10日の間おこなって来ました。
鳥取県では、「とりアート」という鳥取総合芸術文化祭が開催されています。
明倫地区ではNPO法人明倫NEXT100という団体も発足し、様々な手法でのまちづくりが計画されています。
夏と秋の2回、中村さんは旧明倫小学校に滞在し、楽器、旗、お囃子のリサーチや
マーチの調整などに毎日励んでいらっしゃいました。
旧明倫小学校
打吹山の天女伝説(天女がこの地の農民の結婚したことで、天から羽衣を隠されてしまう。
天女の子どもが羽衣を見つけ、天に帰っていったお母さんのために音楽を奏でたことが、
「打つ、吹く」の打吹山に由来する)と、鍛冶町だったこの地区に残るお囃子
「どどろこしゃん」から、音楽祭を開催することを計画されたそうです。
鍛冶町にちなんで、まちの鍋ややかん、お菓子の缶を楽器にして、どどろこしゃんのリズムから
新しい明倫トーンマーチをつくり、当日は町を音楽を奏でながら練り歩きます。
とりアート、明倫小学校、鳥取大学、公民館、明倫NEXT100、お囃子を奏でる方々などなど、
たくさんの人が結びついて大きな行事となっていました。
中村さんは毎日ミーティングや楽器作り、座談会や連絡など地道な作業に、アーティストらしい楽しくて
お洒落なエッセンスを上手に盛り込み、メイリントーンのカラーを作りあげていました。
楽譜を書きおこす中村さんと鳥取大生
パッチワークの旗作り、座談会やマーチ録音、ミーティング、小学校への広報のサポートや展示物作りをしました。ここ3日間は行事が多い方だったそうで、音楽祭への盛り上がりを見せてもらえたことはとても貴重な体験になりました。
11月13日13:00から旧明倫小学校円形校舎集合で音楽祭が開催されます。
伝統とアートと、たくさんのまちの人がかかわるイベントです。参加無料ですので、機会がございましたら参加されてみてください。
明倫AIR http://meirinAIR.exblog.jp/12243142/
手作りのパッチワークの旗の元で
メイリントーンマーチを録音するブレーメンの音楽隊
(D1 國盛)