北海道の炭鉱の記憶マネジメントセンターにて、滞在3日目を迎えました。
今日は展覧会案内の発送作業、空間作品の材料買い出し、
吉岡先生の講演、職員ミーティングの出席と充実した一日でした。
少しずつ岩見沢の方々とも知り合いになり、会話がはずむようになりました。
また久々のツナギ姿でのホームセンター通いは、気分が高揚します。
この高揚が、岩見沢や炭鉱町の方々にとってなにか記憶に残る時間をつくる
作品もとになることを願って日々を過ごしています。
夕方マネジメントセンターで行われたトークイベントでは、
炭鉱の歴史がある町の特色と活かし方の可能性、方向性、
そこに絡むアートの在り方などを改めて考える時間となりました。
ただ、そのような可能性や条件を満たす表現の形は、
やはり各炭鉱町で違うし、時や場合、様々な条件で変わると思います。
アートは特に、そのようなものに左右されやすいかと思われました。
近年、文化事業などを通して、アートと社会は親密になっているところもありますが、
アートは社会性の度合いが低くても成り立ってしまうという性質があります。
(画家のヘンリーダーガーは、生涯一人の神父以外との関係以外
知り合いがいなかったと言われており、また彼は殺人の経験があるのではないか
という説もあります。ゴッホも社会性に富んでいたとは言えない巨匠だと思う一方、
メディアやトレンドの社会を味方に付けたアンディーウォーホルもいます)
表現の過程において、人との関係を断ち
対峙によって制作を試みようとする自分自身と、
社会を意識して表現に結びつけようとする自分との小さな葛藤が
メトロノームのように続きます。
昨日は町の一角にアートスペース、カフェを営んでいらっしゃる
遠藤さん主催の、岩見沢の駅前を歩く「ざわ歩きツアー」に参加しました。
昨年のプロジェクト作品や美術館、コミュニティスペース、
ばんえい競馬センターなどを見て回りました。
炭鉱に限らない、まちの様子を身近に感じることができました。

今も岩見沢に残るばんえい競馬センター
現在は十勝の会場の生放送とチケット売り場になっている。
近日のイベントとしては、16日に石炭チョーク公開、
18日に商店街の百餅祭りにワークショップコーナー開設、
23日に似顔絵ワークショップデーとなります。
(D1 國盛)














