私自身のからだとこころの健康を考えて行くと、どうしても社会や世界や地球全体の統合的な環境の問題に感受のアンテナを立てないわけにはいかなくなる。さて、このまま何かを蕩尽しながら喪失しながら撲滅しながら、突き進んでいっていいのだろうか。
あらためてこうした意識を建築と都市へ向けてみたい。簡単なことだ。私たちはどのような生き方や他者との協働し合った暮らし方を生み出そうとしているのだろうか、と自問すること。
文脈をたずねていけば、けっこう簡単に失うものを補填したり補完したり再生したりできるのではないか。
矜持を探れば、一途な消費や蕩尽を克服し、より創造的な生き方が蘇ってくるに違いない。
そして紐帯を育て、ともに手を携え合って社会全体に響き渡る建築再生よみがえり術への洞察を鋭意試してみたい。(藤原惠洋 記)
というわけで、全8回の公開講座です。
第1回 6月7日(月)
概論・スライド講義
「建築のストック、都市のストック~建築再生よみがり術のために~」
講師 藤原惠洋
中村享一(建築家・中村享一設計室主催・建築再生デザイン会議事務局長)
蕩尽(とうじん)財産などを使い果たすこと。
矜持(きょうじ)自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド
紐帯(ちゅうたい)1 ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。2 血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。
今回は初回ということで、藤原惠洋先生が公開講座の主旨や全8回の流れを説明。
続いて、中村享一先生の講義。
6つのプロジェクトを通して見えてきたもの
1991年日本建築家協会と長崎県・長崎市の共催で行われた都市再生のオープン・デザイン・コンペでは、長崎の都市は、どのように作られてきたか、産業はどのようにして進んできたのかを一本の直線にあらわし、都市の文脈を読み解くものでした。
さらに、別府温泉プール再生計画や豊後の森機関庫、旧長崎水族館、南風人館計画、愛知県立旭丘高校再生デザインなど、その建築物がどのような歴史を持ち、そして、その建物が今後どのように活かされていくべきかなど、愛情たっぷりのお話でした。
最近の建築デザインおよび建築技術の問題点
建築はカタチをきれいに整えることをデザインと考え、努力してきた。そして、建築技術も「早くできること」「均一にできること」「安くできること」に勢力を注いできました。そのなかで、建築のが宿す“ちから”については考えられなくなってきている。
また、上田紀行氏(東京工業大学准教授・文化人類学)の話が印象的でした。
今のままでは自分の人生も最後には、鉄の玉でただグシャッと痕跡なく潰されてしまうのではないか。
次々にスクラップアンドビルドされていく日本建築の中には、「存在のかけがえのなさ」が失われた日本社会の姿が映し出されている。
生きることに愛着を持たなければ、生活環境である建築やまちにも愛着は持てないのではないか。
最後に藤原惠洋先生と中村先生が関わっている唐津市の大島邸の現在の状況についてお話がありました。
大島邸のこれまでの歴史の概略とその建物の意味。
こちらも、今後どのようになっていくのでしょうか。
藤原先生~中村先生の話しを通して見えてくる日本社会の現在。
この講座の主旨は、とても深いものがあるようです。
続いて、中村享一先生の講義。
6つのプロジェクトを通して見えてきたもの
1991年日本建築家協会と長崎県・長崎市の共催で行われた都市再生のオープン・デザイン・コンペでは、長崎の都市は、どのように作られてきたか、産業はどのようにして進んできたのかを一本の直線にあらわし、都市の文脈を読み解くものでした。
さらに、別府温泉プール再生計画や豊後の森機関庫、旧長崎水族館、南風人館計画、愛知県立旭丘高校再生デザインなど、その建築物がどのような歴史を持ち、そして、その建物が今後どのように活かされていくべきかなど、愛情たっぷりのお話でした。
最近の建築デザインおよび建築技術の問題点
建築はカタチをきれいに整えることをデザインと考え、努力してきた。そして、建築技術も「早くできること」「均一にできること」「安くできること」に勢力を注いできました。そのなかで、建築のが宿す“ちから”については考えられなくなってきている。
また、上田紀行氏(東京工業大学准教授・文化人類学)の話が印象的でした。
今のままでは自分の人生も最後には、鉄の玉でただグシャッと痕跡なく潰されてしまうのではないか。
次々にスクラップアンドビルドされていく日本建築の中には、「存在のかけがえのなさ」が失われた日本社会の姿が映し出されている。
生きることに愛着を持たなければ、生活環境である建築やまちにも愛着は持てないのではないか。
最後に藤原惠洋先生と中村先生が関わっている唐津市の大島邸の現在の状況についてお話がありました。
大島邸のこれまでの歴史の概略とその建物の意味。
こちらも、今後どのようになっていくのでしょうか。
藤原先生~中村先生の話しを通して見えてくる日本社会の現在。
この講座の主旨は、とても深いものがあるようです。















「重要な古い建造物を保存しながら活用していくということが、
昔はどことなくクリエイティブではなかった」
そのような時勢の中でも活動を実践し継続されてきた先生方含め、
様々な方の経緯や成果があって、保存再生、遺産活用といった現在の流れが
出来上がってきたことに感謝しました。
様々な文化や建築の再生、保存活用、文化の再発信が今後の社会において、
経済、文化、エコロジー、精神的豊かさへの獲得への大きな動きになることに
私も貢献していけるようになりたいと思いました。