建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!

アートの公共性は地域崩壊を救えるか?

〜アーティストがアクティビストになるとき〜

九州大学芸術文化環境学会 第10回研究会

 

基調講演 40分発表+20分討論 江上賢一郎 アクティビストの立場から

 

個別発表1 30分発表+15分討論 國盛麻衣佳 アーティストの立場から

 

個別発表2 30分発表+15分討論 藤原旅人 アートプロジェクト・コーディネーターの立場から

 

シンポジウム(全員にて1時間)

モデレーター 大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所 依頼中)

 

日時:2019316日(土)14:0018:00 

会場:九州大学大橋キャンパス5号館531教室(福岡市南区塩原4-9-1

参加費:無料

終了後、階上5階の藤原惠洋研究室において懇親会を開催します。(飲食・飲料実費はご随意に)

幹事・連絡先:藤原惠洋(℡092-553-4529  keiyo@design.kyushu-u.ac.jp

815-8540福岡市南区塩原4-9-1 九州大学大橋キャンパス5号館5階 藤原惠洋研究室


[研究会開催主旨]
先般、20181124日(土)開催された日本文化政策学会第12回研究大会(九州大学芸術工学部)公開シンポジウムⅠ「社会デザインとしての文化政策と法の役割〜『法のデザイン』の観点から基調講演:水野祐弁護士」を受けたシンポジウムの中、パネリストの一人として大澤寅雄氏はアートの輻輳する現場や多彩なステークホルダーがリーガルデザインを善きものとして生かしていくには「トップダウンの法制度とボトムアップのアーキテクチャー」の両方が求められていると課題の構図を示していただいた。さらに翌1125日(日)午前午後に開催された複数の分科会では、こうした観点からの報告と議論が多く見られた。とりわけ江上賢一郎氏(九州大学韓国研究センター助教)による香港におけるアートアクティビズムの事例発表と討論、川井田祥子氏(鳥取大学地域創造学部准教授)、谷口文保氏(神戸芸術工科大学准教授・同大教育研究所所長)が座長団を勤めたアートと社会包摂を検討する分科会、同日学会終了直後に引き続き福岡市内のアート・スペース・テトラ(福岡市を代表するオルタナティブスペース)において開催されたアートアクティビズム研究者狩野愛氏を囲んだ集会等、数多くの報告と討論が連鎖的・派生的に成立していた。当該学会における研究発表が示す臨場的課題性は時代の表徴とも言え、これらは偶然起こったことではないと考える必要がある。こうした発表や討論が引き寄せあいながら示すものは、旧弊のように芸術のための芸術を特権的に擁護することよりも、実践現場におけるSEA(ソーシャリーエンゲージドアート)概念の日本的受容や社会包摂を促す有効な手立てとしてアートの介在が社会的影響力を増している実態を直視するものであり、そこからあらためて私たちにとってアートの公共性とは何か、を求める次ステージへ向かうための議論の必要が感じられた。

 一方、わが国の社会生活は、世界中で拡大しつつあるグローバル化や競争社会、自国第一主義や個人主義が台頭し、いたずらな国際化や社会分断に翻弄されている。企業の効率化や非正規雇用や外国人労働者による低賃金や過酷な労働は人間の尊厳も奪い去り、人間同士が直接触れ合わないインターネット社会は異なる意見を排除し、市民の無気力・無節操・無責任な動向や見て見ぬ振りをする兆候を著しく深める。20183月に閣議決定された文化芸術振興基本計画(第1期)は「文化芸術の「多様な価値」を活かして、未来をつくる〜」と独特の包容力を見せながらも、旧来の「本質的価値」に加え台頭した「社会的・経済的価値」は、他者と共感し合う心、人間相互の理解を促進、と言いつつ、一方で、質の高い経済活動を実現、と文化芸術の役割に矛盾すらかまうことなく両義的なミッション(社会的使命)を与えてしまっている。

 こうした問題認識に立ち、私たちの九州大学芸術文化環境学会においてもアートアクティビズムに関する議論がことのほか重要性を増していると考え、創設以来、記念すべき10回目となる研究会において「アートの公共性は地域崩壊を救えるか?〜アーティストがアクティビストになるとき〜」というテーマを展開しすることとした。

20190316九州大学芸術文化環境学会
 

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