建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
映画鑑賞会「東北より:寺山修司の都市幻影」
スクリーンショット 2018-10-01 22.45.42

期日:2018年10月5日(金)
時間:19時〜21時
会場:art space tetra(福岡市博多区須崎町2-15)
参加費:ドネーション
トーク:クリストフ・トゥニ/九州大学准教授
上映:「迷宮譚」「草迷宮」

寺山修司の作品は、日本の戦後のある歴史的瞬間を象徴している。当時、急激な都市の発展と社会変化によって生み出された出来事は、寺山の様々な芸術表現を通じて問われ、語られ、そして再編されていった。寺山は詩、演劇、映画、社会批評と、幅広いジャンルを横断した芸術家だ。そしてそれらは、資本主義的に消費されることを拒否しつつ、当時現れつつあった世界的都市空間のなかで、「経験の新しい可能性」を切り開いっていった。

彼の作品の核には、東京という大都市と彼の生まれ育った東北地方、青森の固有の関係性がある。それは、彼の仕事を通じて、当時現れつつあった新たな都市的主体、身体、諸機械への問いのための想像力と感性の一貫した源泉でもあった。重要なのは、寺山の作品はファンタジーがどのように社会的批評性と他にありうる集合的主体性への想像力を保ち続けるのか、を私たちに示してくれるということだ。

今回の上映会では、19745の映画作品「迷宮譚」、そして泉鏡花の小説を元にした「草迷宮」を一緒に鑑賞し、寺山の作品と都市の経験の関係性について参加者のみなさんと一緒に議論していきたいと思っています。


- Screening & Lecture -
Terayama Shuji Screening Event
October 5, 2018 19:00~22:00
Place: art space tetra
Fee: Donation 
Talk: Christophe Thouny (Associate Professor at Kyushu University)

"From the Tōhoku : Terayama’s Urban Fantasies"

Terayama Shūji’s work is emblematic of a historical moment in Japanese postwar when urban development and the radical social changes it generated was being questioned, answered and re-arranged in various artistic forms. Terayama was an eclectic artist and his work in poetry, theatre, film and social critique kept opening new spaces of experience within an emerging planetary urban space while resisting their reappropriation in a market-driven media-mix. 

Central to his work was in particular the relation between the metropolitan centre Tokyo and the rural Tōhoku where he was born and raised, in the prefecture of Aomori, a space that remained throughout his career a reservoir of sensations and imaginations for questioning the new urban subjectivities, bodies and machines of his time. Most importantly, Terayama’s work shows us how fantasy remains central to social critique and the imagination of other collective subjectivities.

We will first watch the 1971 urban fantasy The Labyrinth Tale『迷宮譚』, followed by the 1978 legendary Grass Labyrinth 『草迷宮』based on a story of Izumi Kyōka of the same, telling the story of boy’s search for the lost words of his mother’s lullaby.

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