2018年9月21日(金)夜、九州大学文化政策フォーラム研究会第4回研究会を開催しました。
話題としては、以下のような観点を論じ合いました。
1。東京オリンピック・パラリンピック2020へ向けた「動員」型ボランティア要請国策がおかしい!
2。1995年1月阪神淡路大地震を皮切りに、カタストロフィー(自然脅威)に対する被災地支援や復興作業の市民による主体的なサポート活動がボランティア育成に大きな関係を示してきたが、こうした自然災害支援型のボランティア活動と芸術文化マネジメント・サポート型のボランティア活動の比較が必要。
3。2000年大地の芸術祭以降、芸術文化マネジメント・サポート型のボランティア活動がゆるゆると広がっていったが、それはどのような社会的効果があり、どのような課題があるのか?
4。とは言っても、実際のアートプロジェクトが生み出したサイトスペシフィックなアートの創出は、脱政治、脱権力、脱中心、脱資本主義経済、とも言える様相を見せており、そこに参画していくボランティアたちにとっての人生観や社会観とはいったい何なのか?
5。さらに、こうしたボランティアは、次世代へ影響を与えていく新たな社会層として位置付けることができるのかどうか。