藤原先生 発表者及び関係者のみなさま 岩井です。
7月13日(金)〜15日(日)早朝の期間はお世話になりました。
15日は早朝から4時間かけて福島市内にある桜の聖母短大に戻り、
その後、無事オープンキャンパスの模擬授業を終えることができました。
本日16日が宵山ということで京都は引き続き多くの人々がいることと思います。
この時期の京都がこんなに込み合うということを私は初めて知りました。
今回は学会プログラムの間に佐藤さんとともに2017年4月にオープンした京都歴彩館を訪問。
ここは京都に関する資料の総合的な収穫・保存・公開及び研究支援、交流機能を持つところで、同施設内では京都府立大学文学部と付属図書館、京都府立医科大学図書館下鴨館の利用もできるというところで地域学、地域資料に大学図書館を加えるという発想は非常に驚くものでした。
京都府にとっては公共施設のマネジメントという側面があるのかと思いますが、
ワンストップで地域資料と大学の専門資料に触れることができる場所は利用者にとっては便利だと
いうのが私の感想です。佐藤さん お連れ下さりありがとうございました。
短大の授業で地域資料を扱っているところでしたので大変よい事例となりました。
さて、学会発表に関しては準備不足のまま臨むこととなり大変反省しています。
なぜ公立図書館で演劇をするのか、劇場と連携できないのか、社会教育と教育との違いは何か、芸術内容のクオリティーはどうなのかなど、図書館における文化活動という窓口を使って市民参加や芸術文化活動を行っていくことによる自己実現自己表現、創造性に関わる営みができない図書館の現状(図書館は貸館はできますが職員や市民が関わらないと他人事で終わる)へ結びつけて考えてゆきたいと思います。
しかし、学会で発表したことにより府中市文化スポーツ部美術館の学芸員教育普及担当の方からは、司書課程に「教育普及」科目がないということを初めて知ったとか、多摩市の文化市民協働担当の方からは、文化施設を立て直すのだが、これまでのように一部の音楽愛好家のための施設にせず、市民全体のものにしていくにはどうしたらいいかということで話を進めることができました。
市民ひとりひとりが自己実現を目的とし活動することが結果として地域貢献や地域資源の活用や
地域の見直しと矜持の復活になるにはどうしたらよいかをもう一度考えてまとめたいと思います。
藤原先生 みなさま ありがとうございました。