建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、九州大学藤原惠洋(ふじはらけいよう)名誉教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
展覧会の監修をつとめた藤森照信先生はこう示す。

丹下健三の登場を機に、日本の現代建築は世界の先端に躍り出て今にいたるが、それが可能になったのは、日本の伝統的建築の遺伝子が、建築家本人の自覚の有無とは別に、大きく関係している。たとえば、空間の感覚とか柱と壁による木の構造とか、内外の区分とか。
そうした伝統と現代の見えざる関係について、代表的建築家の実作を取りあげて明らかにする。 

会場は、ここでいう遺伝子を省察するために9つの章立てで構成されている。

あいにくと未だブックレットは刊行されておらず作成中とのこと。
会場の案内には以下の解説が・・・・。

いま、世界が日本の建築に注目しています。丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など多くの日本人建築家たちが国際的に高い評価を得ているのは、古代からの豊かな伝統を礎とした日本の現代建築が、他に類を見ない独創的な発想と表現を内包しているからだとはいえないでしょうか。

日本は、明治維新からの150年間、大いなる建築の実験場でした。幾多の実践のなかで、日本の成熟した木造文化はいかに進化したのでしょうか。西洋は日本の建築にどのような魅力を見いだし、日本建築はそれにどう向き合ったのでしょうか。日々の暮らしや自然観といった目に見えないものの変遷も日本の建築を捉える上で重要な要素となるはずです。

本展は、いま、日本の建築を読み解く鍵と考えられる9つの特質で章を編成し、機能主義の近代建築では見過ごされながらも、古代から現代までその底流に脈々と潜む遺伝子を考察します。貴重な建築資料や模型から体験型インスタレーションまで100プロジェクト、400点を超える多彩な展示によって、日本建築の過去、現在だけでなく、未来像が照らしだされることでしょう。 

P1240967

P1240966

P1240968

P1240969

P1240970

P1240971

P1240972

P1240973

P1240974

P1240975

P1240976

P1240977

P1240978

P1240979

P1240980

P1240981

P1240982

P1240983

P1240984

P1240985

P1240986

P1240987

P1240988

P1240989

P1240990

P1240991

P1240992

P1240993

P1240994

P1240995

P1240996

P1240997

P1240998

P1240999

P1250001

P1250002

P1250004

P1250005

P1250006

P1250007

P1250008

P1250009

P1250010

P1250011

P1250012

P1250013

P1250014

P1250016

P1250018

P1250019

P1250020

P1250021

P1250022

P1250023

P1250024

P1250025

P1250026

P1250027

P1250028

P1250029

P1250030

P1250031

P1250032

P1250033

P1250034

P1250036

P1250037

P1250038

P1250039

P1250040

P1250041

P1250042

P1250043

P1250044

P1250045

P1250046

P1250047

P1250048

P1250049

P1250050

P1250051

P1250052

P1250053

P1250054

P1250055

P1250056

P1250057

P1250058

P1250059

P1250060

P1250061

P1250062

P1250063

P1250064

P1250065



 

Add Comments

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール

藍蟹堂

藍蟹堂。感受性は海の底から波濤や世界の波瀾万丈を見上げる蟹そのもの。では蟹とは?

『日田ラボ』 最新記事
『きくけん』 最新記事
カテゴリ別アーカイブ
月別アーカイブ
記事検索
ギャラリー
  • アルティザン・トーク【第19回】 2024年4月29日(月・祝)14:00〜16:00   語り手 平山貴之さん  とよくに農園代表 農業+哲学+アート 竹田市倉木在住
  • 20240416西日本新聞 古川努記者 「国史跡級」鉄道遺構遺物65点、よみがえる物流都市 4月16日から「初代門司駅発掘速報展」北九州市
  • 20240416西日本新聞 古川努記者 「国史跡級」鉄道遺構遺物65点、よみがえる物流都市 4月16日から「初代門司駅発掘速報展」北九州市
  • 20240416西日本新聞 古川努記者 「国史跡級」鉄道遺構遺物65点、よみがえる物流都市 4月16日から「初代門司駅発掘速報展」北九州市
  • 20240416西日本新聞 古川努記者 「国史跡級」鉄道遺構遺物65点、よみがえる物流都市 4月16日から「初代門司駅発掘速報展」北九州市
  • 20240416西日本新聞 古川努記者 「国史跡級」鉄道遺構遺物65点、よみがえる物流都市 4月16日から「初代門司駅発掘速報展」北九州市
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
  • 2024年4月15日(月)おかげさま農法のアルティザン平山貴之さんご夫妻「とよくに農園」今年の播種作業を取材!
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ