2018年度前期芸術情報設計学科3年「芸術情報プロジェクト演習」の藤原班がめざした課題は以下の通り。
発表へ向けたシナリオライティングなど、着々と構想が醸成中!
(1)前半テーマ・説明
社会から隠蔽されてきた少数者理解へのリテラシー形成〜ハンセン病療養所入所者による絵画作品の発掘と美術館展覧会を通して〜
かつて熊本市現代美術館では国立ハンセン病療養所菊池恵楓園(熊本県合志市)の絵画クラブ「金陽会」メンバーの作品を中心とした展覧会を2002年、03年、 05年、07年、10年の5回にわたり開催、回復者の作品を継続して紹介してきた。
とりわけ「ATTITUDE2007 人間の家〜真に歓喜に値するもの」展(2007年7月21日〜10月14日)は現代美術作家の作品とあわせ、全国の療養所、戦前期旧植民地の韓国、台湾の療養所における作品を一堂に展示し、ハンセン病療養所入所者の作品群を「芸術」として評価した。
本テーマでは、こうした熊本市現代美術館の活動に注目し、その企画の背景と実際の展覧会をたどり直しながら、社会から隠蔽されてきた少数者理解へのリテラシー形成をめざす。
発表へ向けたシナリオライティングなど、着々と構想が醸成中!