【熊本・天草フィールドワーク2018 第1回フィールドワーク・リテラシー(順応能力)形成ワークショップ】のご案内
(1)期間 2018年4月20日(金)8:00(九州大学芸術工学部出発)〜4月22日(日)21:00(九州大学芸術工学部帰着)
(2)参加者 指導教員・引率 藤原惠洋(九州大学大学院教授)
教員 小井塚ななえ(ふ印ラボOG・東洋英和女学院大学講師)
研究生 高勝蘭(中国留学生)、王仕岳(中国留学生)
学部 藤原惠洋研究室所属・新卒論4年 飯田直哉 松隈弘憲 脇元孝太(以上)
高口葵(画像設計3年)、石川眞子(芸術情報設計3年)
大学院生 藤原旅人(ふ印ラボ同人・知足研究室博士課程)
現在、数名の留学生が検討中。
現在、数名の留学生が検討中。
4月20日(金)のみオブザーバー 橋本博(漫画評論家・熊本漫画ミュージアムプロジェクト代表・合志市立漫画ミュージアム館長)
(3)経路 九州大学芸術工学部出発を起点・帰着点とし福岡〜天草
(4)丸尾會「牛深ハイヤ踊り」参与踏査から得るもの
ざっと思い出して18年ほど、毎年4月のこの時期に卒論生、修論生、博士院生、さらには関心を有する九大生を招き入れて、天草で踊ってきたことになります。
(一昨年は熊本地震で中止となりました。昨年、ふ印ボス先生はサバティカルでドイツ在外研究のため不在。驚くことにあのコンドルズ主宰の近藤良平氏が東京から遠路来てくれ、母体「丸尾會」チームの一員として踊ってくれたのです)
そして長らくふ印ラボで展開して来た4月のこの時期2泊3日におよぶ現地活動には、以下のような成果や収穫があると自己評価してきました。
・地域祭礼への参画を通し産土神への敬愛感情の醸成や地域社会が有する矜持の再発見を行うことができる。
・祭礼を通して展開する歌って踊る行為は、ややもすると閉塞状況にある私たちの身体の可能性を再考すると同時に、みずからの身体表現性の再生・蘇生を果たすうえで大きな契機をもたらす。
・目的を共有しあった集団行動による共同作業を通して、コミュニケーション能力形成や相互補完力形成が確実に高まる。
・地方消滅さえ危惧され一途に疲弊する地域社会への実態理解に立ち住民感情への共感や同調が育まれる。
・新年度開始時期における当研究室において卒論・修士研究などに必要なフィールドワークのリテラシー形成に大きな効果がある。
現在、ふ印ラボの新人研究室メンバー卒論3名を中心にユニークな九大生が参加を希望しており、総数で10名を超えつつあります。すでに3月から踊りの練習を続けており成果が期待されます。