日本文化政策学会で発表をしてきました!
2017年9月17日(日)18日(月祝)北海道大学(北海道札幌市)
日本文化政策学会第11回年次研究大会
「文化政策の可能性と課題」
主催:日本文化政策学会
共催:北海道大学大学院文学研究科(文学部)
分科会は「地域とアート:経済、市民参加、運営基盤」「市民社会と地域資源」「劇場を考える」「都市の文化政策」「自由論題」「制度運用の実際/組織運営の持続性」「文化財保護の本質とその政策の姿」「文化を通じた地域づくり」「社会課題と芸術:文化政策的観点から」「文化政策と評価」「文化とナショナリズム」にわかれ発表が行われました。
公開シンポジウム1では、文化庁長官表彰を受賞した自治体の市長や施設・団体からの方々がそれぞれの活動をお話下さり、公開シンポジウム2では、文化事業に関する評価の再検証というテーマでの発表がありました。
9月17日北大に向かいました。
↓九大芸術工学府・知足研究室の藤原旅人さん(博士後期課程)は、「芸術想像を支援する市民の主体性に関する研究-中動態概念を用いたアートボランティアの分類から」として発表。予定討論者は大阪市立大学の吉田隆之先生でした。
私、岩井は分科会「市民社会と地域資源」で「図書館の文化活動への市民参加の意義と課題」とし、市民が図書館の文化活動を使い、自らイベントを企画実施したり、司書のプロデュースの下演劇活動をしている事例から市民を巻き込む図書館の在り方を考察しました。↓
↓藤原先生は、九州大学と統合前の九州芸術工科大学の初代学長でこの大学をつくることに尽くされた小池新二研究を発表されました。
既に博士号を取得し、高等教育機関で教員をしている國盛麻衣佳さんは、「三井三池炭鉱に従事した世論島民の文化活動に関する研究」です。↓
藤原先生とアルテピアッツア美唄の理事で安田侃さんのご子息の安田琢さん。↓
夜は吉岡先生のご紹介で札幌のジンギスカン店 しろくま へ行きました。
札幌国際芸術祭および500m美術館です。
9月18日(日)午後7時30分。
台風で飛行機が飛ばず、新幹線で金沢から函館まで来てストップしていた吉峰くんとやっと会うことができました。吉峰くんは新幹線の北海道内の駅である函館北斗駅までなんとか来たのですが、バス・JRといった公共交通機関不通のためこの駅周辺から動けなかったのですが、自らで同じように札幌に行きたくても交通機関不通のため札幌に行けない人々を集め、レンタカーに乗って4時間かけて札幌に来たということでした!ビックリです!とりあえずお疲れさまのお食事会をしました。
翌9月19日は帰福の前に札幌の見てまわりました。
美唄市アルテピアッツア美唄、滝川市松尾ジンギスカン、赤平市の赤平アートプロジェクト、札幌創世川、札幌国際芸術祭訪問、すすきの・狸小路界隈散策、日本文化政策学会への参加、発表、合宿、札幌の変容の確認と盛り沢山の旅になりました。学会では共通した課題意識を持つ方とも出会え、また「評価」のお話を聞くことができ得るものがありました。得たもの生かしてこれからの研究活動に取り組みたいです。
岩 井