建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
日本へ帰省中の山下恭くんと妹の花比女さん。ドイツ・ベルリン在住の中学生、小学生、です。この兄妹は、九州芸術工科大学工業設計学科卒業後、ドイツ留学を果たし、その後もベルリンで活躍中のレストランKAMEベルリン山下真智子さんの可愛いお子さんなのです。

故郷の宇美町に夏休みで帰ってきたこの二人のお子さんと、江戸以来の手仕事を今に残した奇跡のまちとも言える八女へ行き、ものづくり達人の工房を訪ねて歩きました!

最初に訪ねたのが、手漉き和紙づくりの松尾茂幸さんの松尾和紙工房。
南へ山を越えた熊本県産のコウゾミツマタから原材料の外皮を取り出し、白く漂白しながら、電力を用いるわずかな機械として据えられたビーターで柔らかくしていきます。
漉きぶねの中に紙料ととろろあおいを入れてしっかりと撹拌し、そこからが最も重要なひととき。
両手で簀桁をゆったりと素早く動かしながら手漉き和紙が漉かれていくのです。
その後、丁寧に水を切った後、かつては天日干しだった乾燥工程を、現在は手作りの蒸気乾燥機で乾燥させます。
このように、時間をゆっくりとかけながら生み出されていく長い過程を、工房のあちらこちらで見ました。

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工房の一角には、松尾和紙工房手づくりの和紙がさまざまに展示されてます。気に入ったものがあれば、その場で購入することもできます。市販価格よりもずいぶんと勉強してあるようです。ここで、花ちゃんは、いくつも気に入ったものがあった模様です。
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八女市の矢部川に面した柳瀬という場所にある松尾和紙工房で手漉き和紙の工程を見た後、自分たちでも漉きたいと思うようになりました。そこで柳瀬から八女市内に戻り、八女伝統工芸館へ足早に行きました。ここでは手漉き和紙体験ができるのです。さらに八女が誇る数々の手仕事産品の展示や竹職人さんの竹カゴ作りの編組実演が行われていました。

恭くんも花ちゃんも神妙な面持ちで丁寧な仕事を繰り返していきました。 
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意外や意外!恭くんはけん玉がとても上手なのです。

その後、八女コマにも挑戦していると、ショップの方から八女伝統工芸館の外にコマ回しができるスペースがあるから、どうぞ味わってきてください、と八女コマをお借りすることができました。 
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八女伝統工芸館ならではの手仕事手づくり産品がたくさんショップで販売されています。恭くんも花ちゃんも、お父さんへ、お母さんへ、とドイツへのお土産を選んだ模様です。
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良い機会なので、八女市内から車で15分ほど山の中で行った立花町白木に位置する旧大内家住宅(八女市指定文化財)へ立ち寄ることにしました。運良く、建物全体を用いたタイシルク展が開催されており、さらに保存会代表の田中真木さんと久しぶりにお会いすることができました。
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さて、その後、やや遅めのお昼ごはん。じつは400年も昔の江戸の頃より、八女筑後地方は夏場の水稲、冬場の麦と米麦二毛作の典型的な農村地帯を構えています。そこで全国でも三大うどん産地として、隠れたソウルフードがうどんなのです。

美味しいうどん屋さんに入り、花ちゃんは大好きなうどん、そして恭くんは国内産地粉を用いたザルそばを注文しました。
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さて、本日最後のフィナーレは、久留米絣の一大産地の広川町を訪ねました。山村健さんの工房を訪ねると、夏の暑い中でもたんたんと繰り返して行われている久留米絣の藍染過程の仕事ぶりを拝見することができました。

山村さんがみずから藍甕の蓋を開けつつ、生きている藍の様子を わかりやすくご説明いただきました。
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その後、長い時間をかけて行う藍染めの仕事ぶりを拝見しました。
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恭くんはいったいこの藍が何なのか。どうして白い木綿を藍で染めていくのか。その際に薄い藍色と、濃ゆい藍色の染め上がりの違いが生まれていくのが不思議と見えて興味津々の模様。工房の中に漂う独特の藍の匂いに気づいていきました。
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花ちゃんも、この藍の甕の深さはどれくらいなの?と工房の様子や山村家の方々が人力のみで仕事を続ける不思議さに気になることばかり。自然からの頂き物を創意工夫しながら久留米絣の縦糸、横糸に生み出していく日本の手仕事はほんとうに不思議かもしれません。
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山村健絣工房の庭先には、手作業で進められた糸括りのものがたくさん天日干しされていました。これから、藍染めへ至るものです。
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お家の中で冷たいお茶をいただきながら、山村健さんが創意工夫されてきた数々の作品を実際に手で触って味合う至福のひととき。花ちゃんがとても気に入ってくれたようです。
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今度はお母さんを連れてこよう。
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