第12回ふ印ラボ学生定例ゼミ
2017年7月11日(火)藤原研究室の学生室16:30~18:00
出席者:岩井、裴(2名)
九州北部豪雨特別話し合い
「被災地の現状とボランティアの様子を共有し、私たちにできることは何かを話し合う」
使用媒体:朝日新聞7月6日(木)、西日本新聞7月9日(日)と7月10日(月)
日田市社会福祉協議会HP 福岡市役所HP
1)災害発生から現在まで
∇7月5日(水)から線状降水帯がもたらす局所的な集中豪雨ため、特に福岡県朝倉市、大分県日田市等で浸水や土砂崩れ、土石流、河川の氾濫、道路の陥没による孤立等があり、多くの市民が被害をうけ、避難したりした。行方不明者がいる。自衛隊・警察・消防が捜索・救助にあたる。
∇7月9日豪雨死者18名、日田孤立545名。
∇7月10日 避難者1800名超、死者21名、安否不明20名以上
2)高倉さんの活動⇒困っている人に働きかける
∇NHKニュース映像で研究室同人・日田市の高倉さんが地域住民に必要なものを聞き取り調査している様子を岩井・裴の二人で見る。
∇7月10日現在日田市社会福祉協議会でボランティアのとりまとめをしていることをHPで確認。
∇日本では1997年の阪神淡路大震災以後に災害ボランティア活動が盛んになった。
∇災害発生からボランティアが被災地に入るまで、現在進行形で災害が続いている場合があるので素人は2次災害にあわないようにしなければならない。(危機管理)
3)福岡市では7月7日から月隈収蔵庫で支援物資を受け入れていた。(7月9日終了)
∇<受け入れた物資>・水・ウエットティッシュ・栄養補助ゼリーの3種類で、おにぎりや消費期限の近い食べ物、家庭で使わない衣服などをおくってはダメ。
∇今後は現地での支援、特にボランティアの活動が求められる局面に移っていく。
∇ボランティア活動希望者に対しては7月12日(水)午後7時から8時半まで、ふくふくプラザ(福岡市中央区荒戸3-3-39)で「災害ボランティア講座」を行う。
岩井)被災地ボランティアは、自己完結(自分自身が活動する為に必要な衣食住は自分で確保し自分の身の安全も確保出来る事)と言われている。
4)今後は各家庭の細かい作業のため人力・マンパワーが必要とされる。
∇現在までは人命救助や道路の確保、流木撤去など大きな作業をしている。発生から72時間以内にいろんな変化がある。人命救助もこの時間内。
∇時間がたつと、個人宅をきれいにする、泥のかき出し、片づける、ゴミをだすなど個人の家の整備作業に人手が必要になる。
5)数か月後には復興への取り組みや人々の心の回復を目指す。
芸術文化(音楽会やアートWSなど)、福祉、都市整備などの取り組みがある。
∇被災者は政府や行政から保護を得るのに罹災証明がいる。
∇留学生や中国人を含めた外国人の人々は地震の際は、どこに逃げるか、どのように事務手続きをしたらいいかなど必要な情報をスピードをもって得ることができないのではないか。(社会的弱者になる)
※ボランティア活動の他に募金もある。日本赤十字社
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5)の復興・回復期で私たちができることは何か。
裴:留学生や外国人に罹災証明などのことを教える。書類書きの手伝いをする。
国に帰りたい留学生のために航空券をとってあげる。
岩:家の片づけ、絵本の読み聞かせはできるが、日本語が通じない人々に対してどのような支援ができるかと思う。