建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
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 2017年7月3日(月)一時帰国されている藤原先生をゲスト講師に迎えて、JR九州本社でスギダラ報告会がありました。藤原先生の日本滞在は、6月29日~7月6日まででした。

 このスギダラとは、「杉だらけ」、「スギダラプロジェクト」のことで、「戦後の植林によって杉だらけになってしまった日本の山林をやっかいもの扱いせず、材木としての杉の魅力 をきちんと評価し、産地や加工者、流通、デザイン、販売など杉を取り囲むシステムを結びつけることで、杉をもっと積極的に使っていこうじゃないか! とい う運動で、クオリティの高い、愛情のこもった、杉ならではのモノたちを世の中に広く行き渡らせよう、というプロジェクトです。 」

 報告会は何度も開催されていますが、杉のことのみではなく、幅広く世の中にある様々な課題、潜んでいる問題をまずは提示し、投げかけ、みなさんから質問意見をいただき、世の中にある課題問題、興味深い取り組みをみなで分かち合うものです。(そして自らの今後の発展につなげる!)

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   現在、サバティカル休暇中でドイツに滞在したり、ヨーロッパを巡っている藤原先生。

 なぜヨーロッパを選んだのか。
-社会制度がヨーロッパではできている。小池新二(1901~1981)先生は「日本はヨーロッパの猿真似」 (ポストコロニアル)としたが、「支配されるものがどの生きるのか」向き合うためにあえてヨーロッパに行こうと思った。バウハウスの研究もし、20世紀への影響を見極めたい。
 ドイツはプロティスタンティズムで人々を幸せにしたのか、信頼をどのように維持しているのかを知りたかったし、日本は信頼を保持できるかも知りたかった。

 Freie=Free(自由)
 でも自由には大きな社会的責任が伴う。

 1.都会と社会への洞察  2.芸術と表現への洞察がしたい。

 ベネチアビエンナーレに行った。今年は芸術展である。偶数年が建築展で、奇数年が芸術展。1894年からコンクールが行われている。日本館をつくったのは吉阪隆正である。2017年は出品作家・岩崎貴宏氏、キュレーター・鷲田めるろ氏での参加である。
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  岩崎氏の作品はこの古着で囲われた穴の中から見ることもできる。この穴のまわりの布は山々にみえ、黒い囲いは都会のまちなみのシルエット。これらを通して瑠璃光寺五重の塔をみる。
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 ↓これはキューバの作品。スギダラ的。社会風刺がある。木製のパソコン。画面のアプリはくるくる手回しでかわる。やるせなさ、不安、真っ向から戦わない、後ろ向きにバカヤローという感じ。でも美術をすることで社会参加ができる。
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 私が行った演劇や音楽会、各種舞台の券。
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 ドイツでは一般的に火を使わない朝食をとる。↓
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 トルコ人がしている市場。美味しい野菜を買うことができる。
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 この市場で日本的なパンを売るビジネスを始めた、以前の教え子の山下真智子さん。
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 おにぎらずも販売している。
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 ・ベルリンでは、シェーネベルクに住みました。Sバーン、Uバーン、バスがありこれに自由に乗れる定期が81ユーロだった。
 ・ベルリンは芸術をつくる人が住みたがっている。塩田千春氏は2年前のベネツィアビエンナーレの芸術家。以前の秘密警察監視所をリノベしたアパートメントで作品制作をしている。
 ・塩田さんに日本で制作ができるか訊ねたところ、社会問題との出会い、子どもの育ち、Freie自由な環境を考えるとできないとのことでした。
 ・アーティストを支える補助金やスタッフがベルリンには多い。
 ・プロイセン時代はベルリンは5番目の都市だった。
 ・まだ東ドイツ時代の空間が残っている。
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  その後の懇親会ではスギダラ九州のみなさんと楽しく交流・情報交換をしました。

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                               岩井
 

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