建築史家でまちづくりオルガナイザーこと、藤原惠洋(ふじはらけいよう)教授の活動と、通称ふ印ラボ(ここで「ふ」の文字は意味深長なのでちょっと解説を。ひらがなの「ふ」は「不」の草体。カタカナの「フ」は「不」の初画を指しています。そのまま解釈すれば「つたない」かもしれませぬ。しかし一歩踏み込んで「不二」とも捉え「二つとないもの」を目指そう、と呼びかけています。ゆえに理想に向けて邁進する意識や志を表わすマークなのです。泰然・悠然・自然・真摯・真面目・愚直を生きる九州大学大学院芸術工学研究院芸術文化環境論藤原惠洋研究室というわけ、です!)の活動の様子をブログを介して多くの同人・お仲間・みなさまにお伝えしています。 コミュニケーションや対話のきっかけとなるようなコメントもお待ちしております!
以下、ご案内しておりました第8回九州大学芸術文化環境学会開催予定の7月7日(金)夜につきましては、会長の藤原惠洋教授がユネスコ世界遺産会議へ向けた海外出張と重なってしまったため、本年8月後半に開催する予定と変更いたします。
連絡が遅れましたが、今回の開催は順延といたします。


関係のみなさま
昨晩(2017年3月28日)開催の「九州大学芸術文化環境学会」ではお世話になりました。
九州大学の藤原惠洋です。
次世代研究者を中心に、昨晩、第7回九州大学芸術文化環境学会を開催しましたところ、各分野のキーパーソンの方々にご参加いただきましたこと、心より御礼を申し上げます。
基調講演、各地域からの事例発表、そして後半は地域おこしやまちづくり分野での達人養父信夫先輩(九州大学法学部卒)をお招きしてラウンドテーブルを展開しましたが、みなさまにも質疑応答や意見交換を通してのご参加ではたいへんお世話になりました。

こんなにもたいせつな役割なのに、厳しい雇用条件や地域社会における存在感の是非が問われる次世代型創造人財のありかたや今後の可能性をあらためて考えてみたい、とうのが率直なテーマ発起の背景にありました。
壇上に登ってくれた発表者全員が、実践的な現場を踏まえて、彼らの人生そのものを考えざるをえない立場にありながらも、きわめて明瞭で溌剌とした自己評価や省察を含めた発表を成し遂げてくれていたと思います。

先ほど、養父信夫さんからも以下のようなメールをいただくことができました。
次世代人財への素晴らしい声援だと思います。


2017/03/29 10:06、養父@九州のムラ <youfu@9mura.net>のメール:
「地域おこし協力したい」
皆さん、昨日は新たなるご縁に感謝です。
自分の宗像での活動にもつながるテーマでしたので、
ファシリテーターというより、自分の受講者としても
楽しめました。
これから竹田での協力隊、頑張ってくださいね。
地域おこし協力隊で、うまくいってる人たちを
みてると、どうも地域の人たちから〝協力されてる〟
という関係がある人たちが多いように思えます。
この隊員を自分たちでも〝協力したい〟「地域おこし協力したい」
の方が最終的には地本に根ざすようです。
まずは、積極的に地域に入り込んでみてくださいね。
まずは ムラのおばちゃん たちに気に入られることですかね。
頑張ってくださいね。


また、昨晩ご参加くださった北九州市市民文化スポーツ局文化部美術・舞台芸術担当課長稗田猛典さまからも、以下の感想を届けていただきました。
心より感謝いたします。

人材育成など、たいへん参考になるお話を聴くことができました。
現在の状況は、文化の担い手も鑑賞者も、高齢者にシフトしすぎています。
若い人をどうやって参加させるのか、たいへん難しい問題です。

福岡まで頻繁には行けませんが、また何かありましたら、ご案内ください。
7月の大分での文化経済学会にも、都合つけば聴きに行きたいと考えております。
引き続き、よろしくお願いいたします。


さらに壇上で事例報告をしてくれた大学院修士課程の吉峰くんは次のような感想を伝えてくれています。発表者の自己成長を示してくれるものと受けとめました。

本日の九州大学芸術文化環境学会 第7回大会では大変有意義なひとときを過ごさせて頂き、誠にありがとうございました。
藤原先生には主体的に研究会を作り上げ議論の俎上を整えていくこと、そして研究を個人の関心やで終止させるのではなく共有していくことの重要性を教えていただきました。またこうしたささやかな研究会の地道な研鑽が、ところが国の文化政策をも視野に入れることが出来得るということにも触れて頂き、若手の研究者たちの背中を押していただくお話もしていただきました。
藤原旅人さんには「さいたまトリエンナーレ」のサポーターコーディネーターとしての経験を元に基調講演を頂き、市民社会の再生の社会的実験ともいえる大変興味深い取り組みをお話頂きました。質問にもありましたが、自発的な市民活動を作り上げて行く際にどのように戦略的に行っていくのかという議論は、人材の掘り起こしという観点から関心を抱かずにおれませんでした。
また高田あゆみさん、そして澤田知美さんにはそれぞれ「島おこし協働隊」、「地域おこし協力隊」として現場で活躍されながらも冷静にその在り方を見つめられていることを伺うことが出来ました。特に対馬博物館については、任期や役職という制約から仕事を全うできないばかりか、人材の消耗という事態すら招きかねないという制度の裏腹さを、内部から描き出して戴いたことは非常に興味深いものでした。
そして養父さんには、多士済々な発表内容を「国の制度を上手く活用して日本の文化的価値をどのように作り上げていくのか」という共通する観点から結びつけて頂きました。私自身は文化的価値をどのように作り出していくのか、ということに関心が集中してしまいがちでしたが「持続可能な地域の発展のために稼いでいくこと」の重要性をもご示唆を頂くことができました。
研究会の進行に拙い部分もあり、また全体の予定時間を1時間近く超過しての終了となりましたことをお詫び申し上げます。
長々と書き連ねてしまいましたが、今後とも皆様と研究や議論を共有していきたいと存じます。
本日は本当にありがとうございました。
--------------------------------------------------------------------
九州大学大学院芸術工学府環境・遺産デザインコース
藤原惠洋研究室 修士課程 
吉峰 拡


さてみなさま。
続く次回の第8回九州大学芸術文化環境学会は、今夏、大分で開催(7月1日・2日)される文化経済学会〈日本〉の後、直後となりますが、2017年7月7日(金)夜6時〜9時、開催予定です。
会場は同じく九州大学大橋キャンパスとなります。
その際には、芸術文化が持つ可能性を探っていく次のステップとして、私たちの身近な世界のどこにでも隠れている社会矛盾や不条理、さらには挫折やカタストロフィーに対する蘇りや自己治癒作用などを、レジリエンス(折れた心を立て直す)の観点から見つめてみたいと思います。
まさに緩やかなレジリエンスを導く芸術文化の可能性、といった観点を論じ合うことができればと考えています。

また、九州大学大橋キャンパスでお会いしましょう。
どうぞお楽しみに。

(ちなみに、2018年11月24日(土)25日(日)(予定ですが、おおむね決まりそうです)には九州大学大橋キャンパスを会場に、全国から文化政策専門家や実践家をお招きしての『日本文化政策学会2018』を開催いたします。こちらもどうぞ御予定ください!)


発信元:
藤原 惠洋  Prof, Dr.of Eng  Keiyo FUJIHARA  M. A.
工学博士 建築史家 藝術学修士
九州大学大学院 芸術工学研究院 

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